見出し画像

たった一口が食べられない。

パンケーキを食べていて
最後の一口が食べられなかった。

たった一口なのに
食べちゃえばいいのに
なんだか、手が伸びなくて


そしてふと、思った。
私は今までどれくらい
「一口の我慢」をしてきたんだろう?


たった一口、飲み込んでしまえば
お皿の上がきれいになって
片付いて、次に進めるから

ちょっと苦しくても
ぐっと飲み込んでしまうような
そんな、ちょっとしたことだけど。

大人になるとは
どれだけ我慢ができるようになるかであって
それが自由度の象徴かのように思ってきたけど

そのちょっとした一口が
つもりつもって
どれくらい私を苦しめてきていたのだろうか。


そのときはちいさな一口だとしても
積もり積もって苦しくなって動けなくなってしまう。

そして動けなくなった私を見て
そんな自分を否定して、少し休んで、また動いて
またちょっとした我慢を積み重ねていく、

その、繰り返し。


無理して食べなくてもいいじゃん。
他に食べたい人がいるかもしれないし、
残したっていいし、
アレンジして、別の機会に食べてもいい。

ちょっと我慢して食べる以外にも
方法はたくさんあるはずなのに
とにかく自分で飲み込んでしまっていた私。


そのことがどれだけ
自分を苦しめてきていたのかということに
気付かされたモーニングタイム。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?