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フェムテックトーキョー 2023 最速レポ! @東京ビッグサイト

こんにちは、医療ライターの熊本美加です。
今年もフェムテックトーキョーへ行ってきました。1年が経つのがあっちゅーまで驚きます。この1年間でフェムテックという言葉を耳にする機会が増えたものの、知っているのは首都圏の意識高い系のごく一部という印象は変わらず。2年前には存命だった私の父も医者でしたが、当時私の書いた記事をみて「フェムテックなんて聞いたことがない。どういう意味か説明してくれよっ!」と謎に怒っていたのを思い出します。

改めてフェムテックとは、女性(フェム)という意味の接頭語と、技術(テクノロジー)を組み合わせた造語で、女性向けのいろいろな技術やモノやコトなどのサービスを指しています。ざっくり言えば、女性の強い味方になってくれるものばかりなのです。

女性のライフステージに合わせた健康と活躍を支援する企業がズラリ集合!

■去年のようなカラフル&ホップ&雑多なお祭り感はない

第1回だったからなのでしょうか? 昨年はまるでおもちゃ箱をひっくり返したような「なんでもあり!」という会場の雰囲気に、たまらなくワクワクしたことを思い出します。海外のカラフルなセルフプレジャーアイテムがたくさん並んでいて、脱毛ワックスやCBD系のオイルやバーム、あとは簡易測定アイテムみたいなものも多かった記憶があります。※昨年のレポはこちら

今年はもろもろ淘汰され、落ち着いた印象でした。
ここからは私は個人的に食いついたブースをダイジェストで紹介します!

■流石、Atsugiさん! インパクトと機能性に大注目。

はきやすくてムレにくい。

「えっ! これはどういう形状?」と思わず駆け寄ってしまったのです。
これは最初にタイツを履いて、その上にパンツを履く。ゆえにトイレに行くときタイツを下ろさなくていいという理解であっているのか。「えーーーっ、そんなズボラが許されるのでしょうか?」と思いつつ担当者に話を伺ってみると。

「冬場など厚手のボトムスの下に、更に厚手のタイツだと、腰回りだけがごわついて蒸れることがあると思います。それが避けられます」

なるほどーーー! 確かに80デニールのタイツとかは普通に履くだけでもひと苦労なお年頃。要握力。トイレに行く度のあげさげも、ポジション整えるのがわりと手間なんだよな…。そうと思うと、試してみる価値あり。すでに結構売れてるそうです。

アツキの「フェムサポ(フィメールサポート)」アイテムは豊富

「下着の前にストッキングを履く→履きやすく蒸れにくい→快適」という説明は非常に腑に落ちたのですが、「なんかこれ、ガーターベルトみたいでエロいですよね?」と言ったら「それは同世代ですね! 今の若い子はガーターベルトを知らないので、エロいとか全く思わないんですよ」とのこと。
激しくジェネレーション・ギャップを感じつつ、次のブースへGO。

■生理痛の疑似体験! 男性にもぜひやっていただきたい。

一緒に行った編集者の女性が体験。

生理のいたみを疑似体験できるというブースを発見。「ピリオノイド」というVR装置が、腹筋に電気刺激を与えて、月経時に生じる腹部の痛みを弱から強の3段階で体験できる。
生理痛を経験したことのない男性達が次々と果敢にチャレンジしていました。「痛っ!」「これが数日続くの無理っ」とざわつく姿に「そうだろうよー」とおばちゃんは心の中で思いつつ。
私も体験したかったのですが、植込み型除細動器が入っているため電気ものはNG。一緒に行った編集者の女子が体験。彼女はもともと生理痛が陣痛並みにひどく、実際のお産時もいつ陣痛が来るのかと思っていたら生まれたという(苦笑)。なので体験後は「普段より全然らく~」と涼しい顔でした。

生理痛の痛みには個人差がありますので同性でも理解されにくいことも…。

これはぜひとも男性陣、特に企業で人事に関わっている方に体験していただきたいと思いました。生理痛でパフォーマンスが著しく下がる女性がいることを理解していただけるはずです。

■妊活タイミングをチェックできるおりものシート

おりもので妊活のタイミングがチェックできる!

気になっていたユニ・チャームの妊活おりものシート。この画期的な商品はついに来月発売ですって! おりものの中の「何か」で測っているそうだけど、何かは教えてもらえず。ちゃんと取材したい! これで妊活成功例のデータが集まってくると面白いですね。

■子宮ほぐしってどういうこと?

女性のための骨格矯正体験中の私

子宮をほぐすと言っても、足や首などをからアプローチしていくというもの。生理痛、更年期障害、尿もれなどに効果が期待できるとのこと。1000円で体験できますので、お試しあれ。

■盛りだくさんのフェムテックアイテムが!

女性のメンタルヘルスケアのコーナーもあり、サポート用のアプリがいろいろ紹介されていました。「うーん、アプリか」と思ってしまう世代の私。
テンプレートの質問事項で察知できるような不調ならいいけれど、対面でないと引き出せないこともあるのではと考えつつ。まあ人手も足りないから、なかなか難しいとは思うけれど。ひとつだけアプリだけでなく電話やオンラインで専門家に一対一で相談できるサービスがついているのがあった!

楽しく踊りながら骨盤底筋運動&膣トレができるフェムダン。膣圧アップでき尿漏れ改善も!
布ナプキンのラグジュアリー進化系。シルクの肌触りが心地よい。
安定の小林製薬さん!命の母にはお世話になりました。

ざまざま発見があるフェムテックトーキョーは10月7日(土)まで。
土曜は一般の方も入場できるのでぜひぜひ。そして今回は若い編集者と一緒に行ったのですが「親子ですか?」って言われたー。まあ、そっそうだわw
いくつになってもフェムテックってことで、じっと空を見る。

#フェムテックトーキョー


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