Mika

世界を旅する小説家。一年のほとんどは海外で過ごしています。なぜ人と違ってはいけなかった…

Mika

世界を旅する小説家。一年のほとんどは海外で過ごしています。なぜ人と違ってはいけなかったのか、そもそもどうして違うのか、幼いころから悩み続け、心理学やカウンセリング、多種多様な宗教を学んできました。その結果、私なりにたどり着いた答えを必要な人に届けたくてnoteを書いています。

マガジン

  • 旅の流儀

  • 想定外のさらに外☆美香の波乱万丈旅

    旅は人生の縮図。毎日何かが起こり、何かを学びます。事件の最中は七転八倒ですが、過ぎてみると、納得するし笑えます。そんな私の旅の記録を楽しんでいただけると嬉しいです。

  • 即実践!絶対使える英会話力の身につけ方

    学生の頃はまったく英文法が理解できなかった私(T_T) それが今では30カ国以上の国々を旅しています。海外で使う言葉はもちろん英語。ホテルの予約から入国審査でのごちゃごちゃまで、ありとあらゆる問題を英語を話して解決してきました。けれども決して、流暢で文法も完璧な英語が話せているわけではありません。私が実践しているのは絶対に必要な英語だけを使いこなす、英会話。あえて完璧を目指さない、即戦力となる英語を身につけたいそこのあなた!読んでいただけると嬉しいです。

  • さあ、HSEの話をはじめよう

  • 巡礼路で思ったこと

    イギリスのカンタベリーからフランス・スイスを経てイタリアのローマを結ぶ全長2000kmの巡礼路。長い道のりは心の旅でもありました。 約3ヶ月の巡礼旅の間に思い浮かんだことをご紹介します。

最近の記事

我が悲しきコリアンダー問題

世界には様々な料理があり、日本で馴染みのある食材ですら、調理方法が違えば、未知の味に大変身します。食はその地域の文化や風土を知るのにとても大切な要素です。だから私は極力、現地のものを味わうように心がけています。 と、ちょっといい感じに自論を述べてみたのですが、ここで困ったことがあるのです。 それが、 コリアンダー問題 羊の脳みそなど見た目から怪しい雰囲気を醸し出しているとか、運ばれてきた瞬間に異臭を放つ料理であれば、こちらも身構えることができるのですが、(それでも少しは

    • 怒りの「ゴミ箱バス」

      前回紹介した「悶絶バス」がアフリカ最後の難関であって欲しいところですが、 🎵ここはそんなに、甘くないのよ、 アフリカ〜🎵 と言うことで、再び事件はバスの中で起こりました。 もちろん、バスに乗る前から、余興は始まります。 本日は、ウガンダの町、Jinjaからケニアの首都、Nairobiまで、およそ580Kmの旅です。 今回は初めて、始発のバスターミナルではなく、途中のバス停から乗ったのですが、 もうみなさん、お気付きですね! そうなんです。 到着予定時刻が二、三時間遅

      • 恐怖😱「悶絶バス」

        寝ても覚めても目的地に着かない「無限列車」、到着予定時間が3時間をゆうに超える「適当バス」を経験した私は、もはや無敵だと思っていたのですが、まだまだ次元の違う世界が待ち受けていました。それが、 「悶絶バス」 運転が荒いとか、座席の幅が狭いとか、人が通路を通るたびにバシバシ顔に荷物攻撃を受けるとか、走行距離がやたらに長いとか、そんなことは、はなから承知。そういうのは、無の境地でひたすら耐えるのです。 しかし、それらが瑣末なことだと思えるぐらいの恐怖が、そのバスには待ち構えて

        • サバンナの真ん中でテント崩壊⁉️

          タンザニアの北部に広がる広大なサバンナ。 私たちは数日間、そこで寝泊まりして野生動物たちの生態を観てきました。 実は、大して動物好きというわけでもないのですが、ガイドが 「キリンです!」 「あそこに、ライオン!」 「あれは、…チーターだ!」 と叫ぶと、反射的にカメラを構え、必死になって動物たちを探していたのは、 …私です。 そんなこんなで、一日は瞬く間に過ぎ、すっかり疲れて帰ってくる私たちを迎えてくれたのは、温かい食事と…… テント、でした。 このサファリツアーを申し

        我が悲しきコリアンダー問題

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        • 旅の流儀
          4本
        • 想定外のさらに外☆美香の波乱万丈旅
          16本
        • 即実践!絶対使える英会話力の身につけ方
          13本
        • さあ、HSEの話をはじめよう
          5本
        • 巡礼路で思ったこと
          7本
        • なるほど納得!インドの取扱説明書
          7本

        記事

          国際列車 タンザン鉄道の旅 その3

          国際列車の旅の2日目は、朝からあいにくの曇り空で、時折、激しく雨が窓を叩きます。 今日はいよいよ国境を越えて、タンザニア入国です。当初の予定では、朝の早いうちに突破するはずだったのですが、地図で確かめたところ、国境まではまだかなり距離があるようなので、私たちは朝食を摂ることにしました。 列車がゆっくりならば、車内のサービスもゆっくりで、食堂車で 「いつから食事がはじまるの?」 と訊ねるとたいてい 「1時間後」 と応えが返ってきて、実際はそれ以上に待たされます。けれども時間

          国際列車 タンザン鉄道の旅 その3

          国際列車 タンザン鉄道の旅 その2

          いきなり18時間の遅延からはじまった国際列車の旅は、翌日、ほぼ通知されたとおりの時間に出発しました。 私のシートは、ファーストクラスの定員4名の寝台車で、タンザニアがイスラム教徒の国だからなのでしょうか、男女は別々の部屋に振り分けられます。 列車は遅すぎず、速すぎずといった速度で順調にジャングルの中を駆け抜けていきます。 乗り物に乗っている時、私はけっこうボーッと車窓からの景色を眺めているのが好きなのですが、今回の車窓は、 窓が割れていて、上半分、それも窓が下がり切らず

          国際列車 タンザン鉄道の旅 その2

          国際列車 タンザン鉄道の旅 その1

          2024年1月2日 今日は朝から準備万端。めざすは国際列車の始発駅! ザンビアの首都、Lusakaから、バスで4時間(かかる時点でいろいろツッコミどころがあるのですが)、無意味に大きな鉄筋の駅舎が(これまた町から少し離れたところに)そびえ立っていました。 出発予定は午後4時で、私たちが駅に着いたのは午後1時頃なのでかなり余裕です。 さあ、切符を買って列車を待つぞ!と、切符売場を探そうとした時、近くにいた女性が声をかけてきました。 「なんですか?」 と、怪訝な面持ちで訊ねると彼

          国際列車 タンザン鉄道の旅 その1

          世の中はすでに十分複雑なのだから、思考はより明確に単純にしたらいいんじゃないかなぁ。

          世の中はすでに十分複雑なのだから、思考はより明確に単純にしたらいいんじゃないかなぁ。

          他人からの校正依頼。どうやら片手間にできると思っているらしい。そんなもんやってられるか!と、怒りマンキンタンになったあと、ふと、閃く。 そうだ、自分の原稿を書くの忘れてた!

          他人からの校正依頼。どうやら片手間にできると思っているらしい。そんなもんやってられるか!と、怒りマンキンタンになったあと、ふと、閃く。 そうだ、自分の原稿を書くの忘れてた!

          言い訳はいくつでも並べられるけれど、どれも絶対的な理由にはならないねぇ~

          言い訳はいくつでも並べられるけれど、どれも絶対的な理由にはならないねぇ~

          私の常識、世間の…

          私が当たり前だと思っていることが相手にとってはとんでもないことであったり、また相手が当たり前だと思っていることに私が「なんだかなあ」と首をひねったり。どうもこの世には万国共通、誰もがみな同じように物事を捉える、考える、なんてことはないようです。とくに世界を旅していると風土も民族も言葉すら異なる者どうしの交流がほとんどなので、驚いたり、落胆したりの連続です。 たいては 「ほほう、そういう考え方があるかぁ」 と達観しているのですが、たまぁに、まともな理論もなく自分の思い込みを押し

          私の常識、世間の…

          ここはどこ?私は…笑う巡礼者!【その2】

          「ああ、もう絶対違うわ(泣)」 道を間違えたことを知ってガッカリ。ため息でも吐いて、しばらくしょぼくれていたい気分だが、そうはいかない。 こうなったらとにかく、人里、町、村、人が住んでいるところへたどり着くぞ、と気持ちを切り替えて歩いていると、女性がふたり歩いてくるのが見えた。 第一村人発見!  すかさず呼び止め、巡礼路をご存知ありませんか?と訊ねる。すると彼女らは、よく分からないと言いながら、町に行って訊ねるといいわ、と教えてくれた。 明確な答えは得られなかったが「町

          ここはどこ?私は…笑う巡礼者!【その2】

          ここはどこ?私は…笑う巡礼者!【その1】

          その日は朝から青空が広がっていた。 前日まで大気はサハラ砂漠からの砂塵に覆われ、太陽はかすみ、寒々とした日が続いていたので、日差しに思わず目を背けることにすら喜びを感じる。 吐く息は白く、地面には芽吹いたばかりの芝に霜が降りていて、踏みしめるたびにサク、サク、と音がする。 もう春だというのにジャケットと手袋、そしてネックウォーマーは欠かせない。けれども気分は上々で、いつものように黄色い矢印(聖地への道標)をたどって軽やかに歩む。 「ああ、なんて素晴らしい朝なんだろう」

          ここはどこ?私は…笑う巡礼者!【その1】

          情報と現実の違い

          この写真は、赤道直下のガラパゴス諸島で撮った写真です。 そう聞いてあなたは、驚きませんでしたか? 「ペンギンがそんな暖かいところに生息しているなんて!」 と。 おそらく多くの人が、南極の銀世界で身を寄せ合って暮らしているのをテレビなどで見たことがあるでしょう。 では、アザラシはどうでしょう。 みなさんは、海岸に所狭しと大量のアザラシが横たわっているのを想像しませんか? 実際は、雄のアザラシが数頭の子どもアザラシと暮らしている、もしくは二頭でお昼寝、 母子一組が寛い

          情報と現実の違い

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          ガラパゴスゾウガメ 2022

          「Galápago」は、スペイン語で「亀」を意味しています。 つまり、「ガラパゴス諸島」とは、「亀たちの島」🐢🐢🐢って意味なのです。 その名のとおり、ガラパゴスにはゾウガメが生息していますが、近年までその個体数は減る一方で、絶滅危惧種に指定されています。 そこでガラパゴス諸島にはゾウガメの保護施設が創られ、卵の採取、孵卵、幼亀の育成、餌の取り方を教え、自然に返す、という計画が成されています。 その甲斐あって、今では徐々にガラパゴスゾウガメの個体数は増えています。 しかし私は、その話を聞いて思わず、首をひねりました。 「それって本当にいいことなのかな?」 人間は、地球上から絶滅しようとする動植物をみつけると、種を残そうと躍起になる。 多額の資金と人材を投じ、365日24時間体制でたった一個の卵が孵り生育するのを見守ることに感動さえ覚えます。 けれども、それは本当に自然を守る行為なのでしょうか? ダーウィンはかつて、このガラパゴスで環境に応じて変化した種のみが生き残ることを発見しました。 それは逆に環境に適応できないものは生存できないことを意味しています。 自然は全ての種に寛大なわけではありません。適合できないものは絶える、それが摂理なのです。 にも関わらず、人間が手を差し伸べて特定の種を絶やさないようにする、というのは自然に反する行為ではないのでしょうか? ゾウガメは確かに貴重な存在かもしれませんが、彼らが増えることによって引き起こされる弊害は考えなくてよいのでしょうか。それとも人間は未来永劫、彼らを完璧にコントロールしていけるのでしょうか。 消えゆくものに同情を寄せ、救いたい衝動に駆られるのもまた、自然の成り行きかもしれませんが、そこで人間が種の増減を操作することは、ひょっとするとただの驕りで、自然保護ではなく、自然の秩序を乱す行為なのではないかと、疑問に思えてならないのです。

          ガラパゴスゾウガメ 2022

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          英会話は英語ができなかった人から学べ!

           みなさん、こんにちは。私はここ数年日本を離れ、ずっと海外を旅し続けています。様々な国を訪ね、その土地の風土や習慣を肌で感じる毎日は、実に刺激的です。  海外を旅する上で絶対に必要なのは、会話能力です。挨拶をするにしても、トイレを探すにしても、行き先を尋ねるにしても、どの国へ行っても、「話す」ことは避けては通れない必要不可欠なスキルです。  私が実際に使っているのは英語とスペイン語です。特に英語は、みなさんもご存知のように世界共通語で、入国審査やホテルのロビー、外国人ご用達の

          英会話は英語ができなかった人から学べ!