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2023年 2月ボドゲプレイレポ +「ヴェルダント」

今回も振り返りと推し紹介を書いていきますね。

プレイ記録


タイトル数:41
プレイ回数:54
1月と比べてボドゲの機会が少なかった分、いつもよりは少なめでした。

一番リピートした作品は個別キャラの拡張が発売された「クランク!」
次いで、積みゲー消化で「ペーパー・ダンジョンズ」
新作の「ヴェルダント」「ヒート」となりました。

中旬には6人での旅行も控え、多人数でできるボドゲのチョイスを考える機会にもなりました。
手持ちのボドゲからチョイスすればいいものを、購入するボドゲの方を悩むボドゲバカやってました←
結局「だるまあつめ」や「スイート&スパイシー」等購入する始末。

その他、2月発売タイトルもいくつか遊べました!
「タイムカプセル」は、大箱ながらルールの複雑さは割と優しめでした。
未来にアイテムを託すみたいなデッキ構築ゲーが面白かった印象です。
「ミルフィオリ」は、クニツィアらしい複数の選択肢と得点源で悩ましいゲームでしたね。クローズドラフトがより良いジレンマを生んでいて良かったです。

ヴェルダント


今回の推しは「ヴェルダント
日本語版は2月9日に発売されたばかりです。
観葉植物を中心に部屋や家具を揃えていくカード配置ゲームなのですが、プレイ感はさながら「カスカディア」
それもそのはず、「キャリコ」や「カスカディア」を展開するFlatoutGamesから出されており、いずれもオープンドラフトシステムは共通なのですよね。
ルールブックの構成や細かなルールもカスカディアに似通っている部分も散見されます。
そのため、カスカディア経験者の方は大分とっつきやすいと思いました。

ゲームの目的

目的は、自分の手元に15枚(縦3枚×横5枚)の観葉植物と部屋のカードを並べること。
配置しながら、観葉植物を育て、部屋をコーディネートし、上手にポイントを稼いでいくことです。
植物に合った日当たりの部屋に配置しないと育たない上に点数をもたらさないし、部屋はその部屋に合った家具や植物を置く必要もあるため、交互に作用する仕掛けになっています。
初期から2枚のカードが配られるので、それらをまず配置。
後は、手番が巡ってくる度にカードを1枚配置していくので、手番回数は全部で13回

初期2枚は部屋カード(上)と観葉植物カード(下)を1枚ずつ受け取り並べる

手番にできること…

  1. マーケットからアイテムと観葉植物カードor部屋カードを仕入れて、手元に配置すること。

  2. 配置の制限は、最大で縦3枚×横5枚までの並びであること・観葉植物と部屋は互い違いに並べること・既に並べているカードに隣接させること。

  3. カードを配置直後、観葉植物が成長できるようなら処理。

  4. その後、アイテムを配置または使用

  5. 植物が規定値まで育ったら、鉢を入れ替え(早取りボーナス獲得)。

  6. 最後に補充の処理をして終わり。

マーケット(奥)の列からアイテム(中央)と
植物カード(上段)か部屋カード(下段)を獲得して手元に並べていく。

点数の伸ばし方

植物カードには、その植物の都合の良い日当たりアイコンが描かれてあり、部屋カードの4辺にはそれぞれ日当たりアイコンが描かれているので、マッチすることでトークンが乗り、成長します。植物毎に点数をもたらしてくれる成長値が違い、規定値までトークンが乗ると新しい鉢に植え替えますが、この鉢もボーナス点が付いており、早く鉢を手に入れればボーナス点も高いため、他のプレイヤーとの早取り競争になります。

部屋カードには、中央に家具を置く場所と、同じカードアイコン(色)の植物カードが4辺のいずれかに置かれていると点数が発生するようになっています。
1辺毎にマッチすれば1点ですが、家具トークンがカードと同じ色であれば1辺2点の最大8点と効率が上がっていきます。

13回の手番の中で、如何に植物を成長させてボーナス(得点鉢)を得るか、部屋に合った観葉植物と家具を置けるか、いろんな種類の家具を集められるか等で得点が大きく伸びます。
オープンドラフトの都合上、欲しいものがマーケットにやってきても、手番時に残っているか否かに一喜一憂したり…
早く観葉植物を育てて良い鉢に入れ替えてあげたいが、期待の大きい植物ほど時間がかかってしまうから、ボーナス点鉢が売り切れてしまう…
といったジレンマが楽しい。

サマリーには最終的な得点計算早見表(中央)と
フリーアクション用トークンの使い道と効果(左)が記載されています。
倉庫(右)もあり、規定数持ち越しができるようになっています。

カスカディアでいう松ぼっくりに相当するトークンも存在するのですが、こちらは残しても点数にならないし、マーケットのカードに複数枚乗ったりするので集めやすくなっています。

アイテムは大きく分けて2種類あり、部屋の色が背景になった家具やペットたちと、背景が緑色の園芸用品。
家具やペットは部屋の色に合わせる必要なく配置できますが、合っていれば点数効率が上がります。
園芸用品は植物の成長を促します。植物はカードだけでは最大4辺しかないので、日当たりを気にしても最大で4段階までしか成長しないため、園芸用品を効果的に使わないといけません。

ゲーム終了時の様子。部屋と植物か交互に置かれていますが、
どちらが四隅になるかで枚数に差が生まれます。

成長仕切れなかった植物は、成長ポイントの総計の半分が点数となってくれるので無駄にはなりませんが、できればみんな成長させてあげたいですね。

オススメポイント

ゲームが終了した段階で、完成系が映えるのも良いですね。
現実に存在する観葉植物が登場するので、知見も広がりそうです。
そういう意味では、「ウィングスパン」や「ドッグパーク」なんかが好きな人もハマるかも?
「カスカディア」もそろそろ再販されますが、あちらはプレイヤー同士でマジョリティ争いによるボーナス点の取り合いがあるため、鉢の早取り程度のインタラクションが好みならヴェルダント、オススメですよ。

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