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残念な出来事〜ファシリテーションの現場から

こんばんは!

プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇‍♂️

noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。 

なんと!
ちょうど本日午前0時にフォロワー100名さまを達成しました!
フォロワーの皆さま、本当にありがとうございます!
こんな私でも100名の方にフォローして頂けるとは、ほんとありがたいことです。
これからも日々発信していきたいと思いますので、懲りずにお付き合い頂けたら幸いです!

タイトルとは真反対の内容からはじまりましたが、ここからが本題です。

毎月ファシリテーターとして会議に参加していますが、そこの事業部の主任から、昨日電話がありました。

内容は、「店長が、業者との交渉で、値引き交渉もせず、高くてもいい、といった内容の電話をしていたんです」と。

その事業部内での先月の会議では、
工事の発注や物品の購入の際は、二社に相見積もりを取るか、そうでなければ減額交渉は必ず行う、という決定事項がありました。

元々、専門的な事業で、田舎という地域性もあり、発注先はほぼひとつの業者であり、そこと密なつながりを作っていました。困った時のレスポンスも良く、それはそれで良い部分もありました。

しかし先々月、その業者の明らかな施工ミスが見つかりました。通常はクレームになりそうなことを、店長は、先方の担当者が不在だから時間がかります、次の工事の際にやってもらいます、と。

話し合いの中でも、即対応を!との意見も上がりましたが、言い訳を並べて、こちらで対応しておくからの一点ばり。
いやいや、そんな馴れ合いで、一体どちらの立場なのですか?と感じました。
そんなことがありましたので、会議の場では、交渉の形を変えて、担当者も、1人ではなく部下にもその役割を担わせる動きに変えたのです。

ほぼ言い値に近いかたちで、仕事も中途半端なら、それを是正していく必要があります。
本来の市場の競争力を使い、金額交渉を行い、品質と価格が見合う正当性を測る意味でも、交渉方法を変更する、といった説明を行いました。

若手社員の皆さんは、中身をよく理解し、すぐにでもやっていこうという姿勢。
しかし、勤続年数の長いベテラン社員ほど、反応は弱い。親しくなりすぎた中で取り仕切ってきた店長にしてみれば、金額交渉など出来るわけもなく。そうなることを承知した上で、あえて今回の手法を取りました。

その後、店長と一対一で話す場を持ちました。

まずは、今回の会議の内容について、現状と変更理由含めて、改めて説明しました。
その後、店長自身はどう感じたのか?をヒアリング。

店長もそれなりの言い分がありました。
地域性もあり、その仕事を任せられる業者がいないこと。頼もうとすると、他県の業者になるため、わざわざ頼む意味がない。今の取引先は、夜中でもすぐに対応してくれる、などなど。
その業者との信頼関係の話が半分以上でした。

しかし、商売は資金繰りが滞ると倒産となります。コロナ禍で収益性も落ち込み気味。その現実を踏まえて、敢えて今回の方向性について再度確認を行いました。

「わかりました。やります」との返事。
私の中では、そこからがスタート。その後の行動を変えることが一番の目的でした。

しかし、冒頭の電話の通り。
残念ながら、そうとはならず、恐らく交渉したフリをすれば、と思っているかもしれません。余りにも浅はかであり、ほんの一ヶ月で本人の意識が確認できた出来事でした。

習慣を変えることほど難しいことはないと思っています。その行動の源泉は、意志であり、想い。

ファシリテーションや、コーチングでは、そこを様々な方面から確認して、一番本人の心が動く意志を探り当てていきます。
一度だけでなく、セッションごとに確認をとります。
出来る方法を探すのですが、ここで重要なことは、そもそも、「やる」と決めたことが、本当に「やりたい」ことなのか?

今回は、結果行動変革にはほど遠い結果となりました。
多方面からのアクセスを試みて、本人の本当の「意志」を探していきたいと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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