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愚痴の多い職場の対応

こんばんは!

プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇‍♂️

noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。

昨日、関連会社の役員の方と面談の機会がありました。以前から継続している定期的な情報交換の場として。

内容は、現状の業況のヒアリングと、
製造現場で起こっていることの共有。

その会社は大型の工作機械を使って、
車両関係の一部を設計から製造まで行っています。

業績としては、コロナ禍を脱して、
順調に戻りつつあり、受注残も数ヶ月分を
抱えるまでに回復していました。

コロナ禍の課題としては、
製造現場が暇になり、一時期は環境整備が主体の
状況もありました。
そんな中、現場から出てくることは、
不平不満、愚痴。

忙しい時は、そんなところに目をむける
時間もない為、目の前の自分の職責に
没頭しています。

しかし、本来の職責が無くなってしまうと、
他のところに目が向きます。
そうなると、日頃気にしてなかったことが、
これでもかというくらい、出てきていました。

与えられた役目役割を一所懸命に
取り組んできた現れだと思いましたが、
一度離れてしまうと、
崩壊が一瞬で訪れてしまうという、
今まで見たことのない、
人の心理の変化を目の当たりにしました。

現状は、製造現場では、
職責を全うすべく稼働しています。
コロナ前まではいかないようですが、
自分たちの技術を生かすべく取り組んでいます。

しかし、間接部門では、
コロナ禍で生まれた不平不満、愚痴が
収まる気配もなく、いまだに続いているとのこと。

それが、運営上障害になりつつあるとの
ことでした。

間接部門は、毎月ほぼ定型業務を行なっており、
量の大小はあるものの、
コロナ禍でも職責は変わらず。
なので、出てきた不満などが、仕事量で解消されるわけでもなく、常に燻っている状態とのこと。

それが、異常なくらい顕在化してきている状態。

よくある、
正論を振りかざすが、義務を果たさず、
といったこと。

愚痴をいうが、自分たちのやっていることは
変えない、変わろうとしない。

それでは、時代の変化についていけるわけもなく、恐らくいつまで経っても、愚痴を言い続けるのは明らか。

その根源を明らかにしない限り
解決は難しいと感じました。

こんな時は、対話なのですが、
メンター的な役割として、別部門の上役などが
機能するば良いかと。
定期的に対話の機会を持つこと。

一番大切なのは、
そこで話す会話の内容です。

コーチングが機能するのですが、
いかに「本質的なこと」にアプローチできるのか。
大抵、愚痴を聞いて終わる場合が多く、
どうしても、社会経験の多さから、
ティーチングに走りがちになります。
そので気をつけることは、
その場で「同意」「承認」したとしても、
相手の本心にコミットできているかは、
未知数ということ。

ここを理解しておく必要があります。

それを踏まえながら、
本人の愚痴の本質に歩み寄ることが
何よりも大切。
本人が、愚痴を言いながらでも
辞めずに働いている意味
まで聞き及ぶこと。
コーチングの中で、
ライフライン、人生曲線を
紐解いてあげることも大切です。

愚痴は、何かしらの原因があっての
結果でしかなく、
物理的に愚痴を減らしても意味がありません。

愚痴は氷山の一角であり、
その下のまだ顕在化されない本質のところに
いかにアプローチして、
そこをベースに対話が促進出来るか?
だと思います。

はじめはぎこちないかもしれませんが、
繰り返していくことが大切であり、
何より、メンター側に、
コーチングマインドを有しているかどうかが、
何よりも重要です。

相手が悪いと思ってしまいますが、
我々側にも責任の一端があるという事を
重々認識しておく必要があります。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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