オーディオヴィジュアル私史

 先日投稿した携帯デバイス私史音楽私史で結構ステレオや映像機器について語ったので、使用した代表的な機器を紹介してみます。※以下リンク先はWikipedia(一部メーカーや個人サイト)

1 コンポーネントステレオ

 先ずは中学生時代に始めたヴィジュアル無しのステレオについて。

1.1 レコードプレーヤー

 最初に購入したのは山水のベルトドライブでしたが、しばらくしてTechnicsSL-01というダイレクトドライブにチェンジ。コンパクトで使い勝手が良かった。携帯デバイス私史でも「ウォークマン用に凝ったカセットテープを作った」と書いたけど、起動が早いのでカットインで曲をつなげるのに重宝した。

1.2 フォノカートリッジ

 型番は失念したがピッカリングというメーカーのMM型が印象に残っている。クラッシック派にはMC型が好まれていたけど、当時ロックを中心に聴いていたのでブットイ音が聴けるMM型が好きだった。

1.3 プリメインアンプ

 初代もTechnicsだったが、次のSU-V6というアンプを長く使った。準A級のアンプで静謐な音が聴けたな。後述するスピーカーのDS-22との相性も良かった。

1.4 スピーカー

 最初に買ったのがダイヤトーンのDS-22というモデル。このスピーカーは「VOICE OF NHK」と言われた放送局用モニタースピーカーの2S-305と同じユニット構成で、声がとてもリアルに聴こえた。現在、女性ヴォーカル主体で音楽を聴いている下地はこのスピーカーによって養われたのは間違いない。

1.5 カセットデッキ

 SONYやAIWAのカセットデッキを使用してたけど、最終的に導入したVICTOR TD-V66がインパクトあった。カセットテープは主にカーステレオやウォークマン用にレコードを録音するため使っていて、カセット自体をステレオで聴くことは少なかったが、このデッキはバイアス調整ができて好みの音質でカセットを作成可能。今ならプレーヤー側で音質調整は可能だけど、当時使用していたウォークマンやカーステレオはハイポジションドルビーノイズリダクション(以下NR)に対応していなかったのでNRかけず、ノーマルポジションのテープをジャンル別に選択して音創り。

2 ホームシアター初期

 ホームシアターを始めた1985年頃からの使用機器について。

2.1 ディスプレイ

 映像時代となって中心はスピーカーからディスプレイへ移り、SONY KX-21HV1というトリニトロンのブラウン管を買った。このディスプレイにはテレビ機能が無く、後述するビデオデッキやレーザーディスクプレーヤーからの映像を映すだけで、21型と小さいながらも精細な画を魅せてくれた。これが映らなくなって大型ゴミのシールを貼って玄関前に置いたら、回収車が来る前に目ざとい中古業者が持ち去った程の名機。

2.2 AVアンプ

 上記のディスプレイと前後して購入したのがNEC AV-300というアンプ。確か日本で初めてドルビーサラウンドに対応して、フロント側とサラウンド用の四つのスピーカー出力を装備。フロントは継続してDS-22、サラウンドには携帯デバイス私史にも登場したBOSE 101をつないだ。現在はNECって家電のイメージ無いけど、半導体メーカーとしてパワートランジスタが得意でA-10というプリメインアンプの名機も作っていた。

2.3 ビデオデッキ

 ベータマックス、VHS併せ何台かビデオデッキ使ったがSONYのSL-HF900の音と映像の美しさに惚れ込んだ。現在でも中古で流通している程の名機中の名機で、音楽私史に書いたミュージックビデオ編集でジョグダイヤルが大活躍。

2.4 レーザーディスクプレーヤー

 多分最初に買ったのはパイオニアのLD-7000で、映画や音楽ライブなど多数のレーザーディスクを買って楽しんだ。

3 ホームシアター後期

 後述するGRAND WEGAを導入してからホームシアターが大進化した。

3.1 ディスプレイ

 42型リアプロジェクションテレビのGRAND WEGA KF-42DX800が忘れられない。後方から映像を投射するテレビで、映画館の画質を彷彿としてくれた。ただ通常のプロジェクターと同じく、ランプが切れると交換しなければならなったのが面倒。

3.2 HDDレコーダー

 I-O DATAのHVR-HD240を重用。D-VHS互換のIEEE 1394を備えていて、前述のGRAND WEGAと接続しNHK BSアナログハイビジョンの映画を録画、再生。訪れた友人と共に観た「プライベート・ライアン」の画質とサラウンド音声に、彼はビックリしていたっけ。ただ「ダンス・ウイズ・ウルブス」はMUSE圧縮の弱点である縦スクロールが多く、残念な画質だった。

3.3 DVDレコーダー

 機種名は忘れてしまったが、東芝のDVDレコーダーのヘビーユーザー。HDDに録画した音楽番組を保存用として、DVD-RAMに録画していた(映画は主にDVDを購入)。編集機能が秀逸で、フレーム単位に近くCMカットができた。当時は既にコピーガードがかかっている番組が多く、対応していたDVD-RAMを使うことが必須。このレコーダーは居間に設置していて、そこで編集作業し、自室ではPanasonic DMR-E30で再生していた。弟も同じ機種を自分の部屋で使用、一家にDVDレコーダーが3台という事態に。

3.4 AVアンプ

 この頃Pioneer VSA-D2011という新機種を導入。サラウンド再現を精密にする、MCACCという機能が付いていてサラウンド再生が一段とグレードアップ。前述のGRAND WEGAの高画質を一層と引き立たせてくれた立役者。

3.5 スピーカー

 これより少し前、弟から譲れたのがDIATONE DS-77 HRというスピーカーで、それまではずっと前述のDS-22を使っていたが、VSA-D2011を使い始めるとサラウンド音声に不満が出てチェンジ。サブウーファーはあまり好きじゃなく使用歴は無かったが、このスピーカーの低音の量感でもう充分。ハイトーンも伸びていて、現在でも気合い入れて音楽聴く時はこのアンプとスピーカーの組み合わせ。

3.6 レーザーディスクプレーヤー

 VSA-D2011を購入する少し前にPioneer DVL-919を使い始めた。このプレーヤーはレーザーディスクだけではなく、DVDやCDも再生可能で世の中がデジタル化していることを反映していた。VSA-D2011と見た目が似ていて並べて設置していたよ。

4 ネットワークシアター

 環境がBlu-rayなどの物理メディアからネットワーク媒体に移行しているので、ホームシアターもかなり姿を変えつつある。

4.1 ディスプレイ

 これまでREGZAを使ってきたが不調となりPanasonic TH-49HX850を購入。所謂4Kビエラで、設置と共に4K BSアンテナもつけてもらった。ほんとは更に高画質の有機LEDのディスプレイが欲しかったが、居間に設置するので母が多用することを考えて消費電力が低い液晶で我慢。Prime Videoなどのネットワーク放送にも対応していて、何より4K再生が美しいので相撲中継とかはガチで4K派。

4.2 ヘッドホンアンプ

 長らくSONY DP-IF5100というバーチャルサラウンドヘッドホンアンプを使用してきた。深夜などAVアンプを使用するのがためらわれる際に活躍。これまでは自室で音楽と映画を楽しむため使用してきたが、前述の4Kビエラを買ってからはわざわざ居間まで持ってゆき映画やサッカー中継などでも使っている。サラウンドからステレオへの切り替えも簡単で、光デジタル接続で使用中。

4.3 Blu-rayプレーヤー

 物理メディアから離れつつあると書いたが、3D Blu-ray映画が大好きで「アバター」などかなりの数のメディアを持っている。パソコン用ディスプレイが3D表示に対応していて、これまではPS3で鑑賞してたけどBlu-rayが映らなくなり止む無くSONY UBP-X800を購入。4KのUHD Blu-rayにも対応してるみたいなので、チャンスがあれば4Kビエラにも繋いでみたい(4Kビエラは3D映らないけどorz)。

4.4 ヘッドホン

 AKG Q701を20年ほど愛用中。オーストリアの音響メーカーで、”K”の文字はドイツ語の”Kino”映画です。音楽も美しいですが、映画の音声再現に鳥肌立ちます。特に「ゼロ・グラビティ」でのサンドラ・ブロックの声は同じヘルメットの中で囁かれているようで涙出てきます(これも名作3D Blu-ray)。あと「鬼平犯科帳」を観た時には中村吉右衛門の声のリアルさに吃驚したっけ。

4.5 イアホン

 現在Etimotic ResearchER3SEを使用してるが、エティモのイアホンはここ30年使い続けている。壊れたり、紛失したりしたけどエティモ以外の選択肢は考えられない。遮音性が高いので、騒々しい地下鉄とかでもクッキリ音楽聴ける。現在は歩きながら音楽を楽しむことが多いので、欠かせません。ただ、あまりに遮音性が良いので歩きながら方向転換する時には、ロードレーサー乗り時代に培った首振りでの後方確認が欠かせません。

4.6 Bluetoothスピーカー

 現在はSONY SRS-XB43というアクティブスピーカーを使ってますが、Xperiaからの音楽再生のみで使用。SONY同士の接続なので、LDACという高音質コーデックで送信できるので、ハイレゾも先ず先ず再生してくれる。ヘッドホン使うまでもない、軽い音楽再生で大活躍。

4.7 Cromebookタブレット

 居間では4Kビエラへ視聴環境が移行しつつあるが、まだ自室では小規模な視聴環境が続いている。PS3からパソコン用ディスプレイへ繋いだりしてたけど、最近は昨年買ったASUSのChromebookタブレットが出番多くなった。こいつをタブレットアームにセットし、音声はUSBで繋いだDDCから前述したバーチャルサラウンドヘッドホンアンプに送り、めちゃエモいサラウンドでAmazonPrimeなどの映画が楽しめる。目とディスプレイの距離は30cmほどだけど、やや小さめの映画館で少し後ろの席で鑑賞している感覚。大画面で楽しみたい時は4Kビエラに突撃し、インティメイトなミニシアター系の映画を観るにはいいかも。

4.8 OTOTOY

 最後は製品ではないけど、ここんとこ欠かせないサービスを。近頃は音楽をハイレゾで聴くことが多く、ここかmoraで購入してる。ちょっとお高いけど、聴いたときの満足感は高いね。スマホやタブレットに落とす音源もハイレゾが増え、再生するのにもfoobar2000hfpleyerなどハイレゾ対応のアプリが増えてる。

#コンポーネントステレオ #ホームシアター

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