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Tiansaiの'Skyline of Gobi' Selection

美味しいワインは美味しい料理を食べながら呑みたい。
とくにここンとこ、ママと二人で一本開けるのが辛くなってきたこともあって、どうしてもレストランではボトルじゃなくてグラスで頼むことが多くなった。となると。がん!と選択肢が減って何回かそれを続けてると、どうしようもない心の隙間が料理とワインと自分たちの間に出来てしまう。
我がままな不満なんだけどね。出てしまう。
「これもおいしいんだけど・・」とママが言った。「もう少し、ちゃんと美味しいのがのみたい」
・・なるほど。ちゃんとね。
というわけで、持ち込みをさせていただいた。
Tiansaiの'Skyline of Gobi' Selectionである。
セパージュはMarselan。
美しい紫色のワインだ。
秋鹿のソテーと一緒に頂いた。
「マルセランはカベルネ・ソーヴィニオンとグルナッシュの交配種なんだ。晩熟なんだけど霜害に強くて頼もしい葡萄だ。20世紀の半ばに南仏マルセイヤンで作られた品種だ」
「マルセイユ?」ワインを片手にママが言った。
「いやマルセイヤン。マルセイユに近いけど違う村だよ。時々名前を出すミディ運河に寄り添ってある村だ。村自体は古いところだしワインの生産地としても2000年の歴史をもつところだけど、いつも言うように駄酒の里ラングドックルションの"華麗なる変身"の象徴でもある村だよ。」
「いったっけ?」
「行ってない。この武漢風邪騒ぎが収まったら訪ねよう。」
「でも、このワインって、そのマルセイヤンの生産者のものなの?"天塞"って書いてあるけど。」
「テイエンサイと読む・・いや、Tiansai Vineyardsは巴音郭楞(バンゴイル)にある生産者だ。バンゴイルは新疆ウイグル自治区にある。」http://www.tsjz.com/
「最近、中国製ワインに凝ってるわね」
「うん。21世紀はこの地域のワインから駒がでる」
「瓢箪じゃなくて?あなたは先物買いがすきだからね。」
「マルセランは、中国ワインの象徴的成果の一つだよ。ロートシルトのチャイナプロジェクトが見せ始めた素晴らしい成果のひとつだ。」
「へぇ~ロートシルトワインなんだ」
「ん。特にね、あの地区とユダヤ人との繋がりは根深いからね。いろいろと面白い。」
「色々と面白いのはいいけど・・中国史の話は始めないでね。」とママに釘をさされた(^O^;;

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無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました