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今春には訪れるであろう大きな曲がり角について

何回か書いていますが、今期岸田政権は22年の3月までに借換債を152兆円/赤字国債を63兆円を発行します。合計で215兆円。これで日本人が保有する資産と日本政府が同額になるという歴史的なイベントが今年の春にあるわけです。かならず時代は新しいステージへ進みます。
借換債152兆円の予定金利は0%です。金融機関は購入後これをすべて額面で日銀が引き取ります。パチンコ屋の三点方式ですね。これでお金を循環させる。つまり日本の国債は実質的な政府紙幣化しているわけです。
MMT信者が唱えている通り、政府はデフォルとしません。国債には金利がつくが、紙幣には金利はつきませんからね。結果何が起きるか? 円が下落します。
もしこの間のトルコリラ暴落の時のような判断を施政者がすれば・・エルドリアンは金利を下げてリラを増発した。そのためにリラはほぼ3か月で1/3近くまで暴落した。アレは酷かった。それに類似するような金融音痴な判断と決定を施せば・・あれと同じことを起きるでしょう。
MMTという新興宗教がいかなお題目を唱えても、マーケットは順当に反応します。どれほど金ぴかの理論でも、マーケットの女神の前では、跪き首部を下げてその採決を俟たなけばならないのです。

もし、今回の岸田政権が実行する借換債152兆円/赤字国債63兆円の現金化を「国債の政府通貨化」と看破すれば、外為市場のプレーヤーは即時売り越しに回ります。見るべきは4月です。
たしかに本邦の物価は、多変量な要因が混ざるので動きは粘着性が高い。
しかし輸入物価が暴騰すれば、すべての要因をすっ飛ばして経済は麻痺します。
見るべきは4月です。すくなくとも参院選の前までです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba0b31aaaa390e938963588c44ba20fd4eb71ff1/images/000

無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました