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「掃除は好きですか?」

民泊の清掃の仕事を請け負ってやっている。

この仕事がコロナ前でかなりの多忙を極めていた頃は

友達とかツテを頼んで、

何人かの方にお手伝いに入ってもらっていた。

その時に私は必ず冒頭の質問をした。



清掃の仕事をやっているけど

実を言うとワタシ

「掃除が苦手。キライ❗️」←おいおい

好きでも、得意でもないことは確かだ💦

それなのになぜ、この仕事やってるのか。

→他に出来ることが無かったから。

手短かに言うとそう言う事です。

社会人になってからずっと、飽きたり

イヤになることがあると我慢せずにすぐ転職してた。

またその時期は景気が良くて

職場など、極端にわがままを言わなければ

結構すぐに見つかったりした。

そんな調子で何ができるのでもないのに

職を点々としちゃった。

だからいざ、ちゃんとお給料が欲しくて

しっかり正社員になりたいなどと言っても

若くもない、何ができる訳でもない女に

就ける仕事など限定されてたのだ。

そしてちょうど職探しをしていた時に

自分を受け入れてくれた職場がそこだった。

人並みの体力があり、体を動かすことを厭わなければ

働ける場所はある。


私がこの仕事に足を踏み入れたのは、6年程前。

割合高時給な派遣の仕事が合わなくて、

後先考えずに仕事を辞めてしまった頃。

次、どうしよう?なんの当てもないんだよね。

本当はあれ嫌これ嫌って言ってる場合じゃないんだけどな〜、

という状態の時、FBで繋がりのあったある女性から

「特別な技術の要らない、主に室内でやる掃除の仕事、

 やりたい人いませんか?」

と発信があり、そこで仕事をすることになったのだ。

彼女と週に3〜4日程、彼女の運転する車で市内各所を巡り、

依頼された場所で依頼主さんの希望通りの作業をする。

基本的には単純労働で、

私にはそんな毎日が結構合っていたみたいだ。

ある時は退去後の賃貸の部屋の清掃作業だったり、

賃貸アパートやマンション敷地内の草を取り、

放置されたゴミを片付ける作業だったり。

そんな仕事の中の一つが

民泊の部屋の客室清掃の仕事だった。

「民泊」や「Airbnb」という一般住宅やマンションの一室を

宿泊施設として活用するのが始まった頃の事だ。

とある不動産オーナー氏が自分の所有している

アパートやマンションの一室で

民泊を始めるのに、部屋の清掃を担当してくれる人が必要だと

私と清掃の仕事を一緒にしていた彼女(仮にNさん)

に声をかけたのだそうだ。

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そのオーナー氏は新しい仕事や世の中の動きに敏感で、

前例のない事に試行錯誤しながらも道筋を付けて、

いつの間にか軌道に乗せてしまう、

こんな才能を持った人だった。

私はNさんと共に、新しく民泊にする部屋の

準備をしたり、宿泊客が入った後は

チェックアウト後に掃除に入って

次の宿泊の準備をする作業をした。

その時はNさんの仕事の補助の場合には時給換算で、

民泊の掃除の時は

1部屋一人で掃除を仕上げていくら、

と言う形で報酬をいただいていた。


民泊がその頃好調で担当する部屋は増え、

普通にパートする金額以上の収入になった。

その後、事情があって私は民泊のオーナー氏から

直に仕事依頼される様になった。


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途中で法整備の関係で仕事が途切れたりはしたけれど

多少の休止期間を経て

今もまた民泊清掃の仕事をいただいている。

仕事のやり方とか、拘束時間とか

自由度が高くて非常にやり易い。

なんともありがたく、感謝しきれない。

この仕事、清潔好きとか掃除好きとかよりも

『時間内に確実に部屋の掃除と準備をする』事が重要で、

掃除が得意とか清潔好きとかは

(実は)二の次三の次なのだよ。

第一、掃除がキライだったら

「この好きじゃない作業を

どうやったら手短かに終わらせられるか」

を考えるでしょ?だから掃除好きでもキライでも

この仕事は基本的に大丈夫なんです。

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↑シンプルで余分な物はなく、でも必要な物はほぼ揃っているキッチン。

時間内に掃除とゲスト受入準備を終わらせ、次のゲストに備える。

まずはアウトの部屋の掃除と

次に来るゲストの人数と日にちを間違えないで確実に。

↑だけどこの前、
インの日にち間違えちゃったのよね💦ごめんなさい🙏


片付けや掃除は苦手だけど、

散らかった部屋が自分が掃除に入る事で整う。

スッキリキレイになる。

始める前と後でキレイになったのが歴然とわかる。

自分の働きの成果が一目瞭然。

それがなんだか嬉しい。

キライな掃除でも、特に問題なく淡々と作業を終わらせる。

自分の求められている役割と思って平常心でこなす日々。


そんな仕事を私はやっています。



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