ご飯を食べた後、割り箸を必ずバキッと半分に折って食事を終える人が居た。毎回、必ずである。ずぅっと前の職場でお昼を一緒に食べていた同僚だった。ちなみに女性で、自分より少々年上の一家の主婦の人だった。

そんな風に毎回割り箸を折って食事を終える人など初めてだったので、今でもよく覚えている。

食事を終えた後に、割り箸を折っちゃう。もしかしたら最初は「使い捨てのお弁当箱には折らないと割り箸がちゃんと入らないから」という理由でそうしたのかもしれない。それがいつの間にか習慣化しちゃったとか。

特に誰かに迷惑をかける事ではないし、別に気にするような行動ではないかもしれない。でも自分には非常に気になり、だから未だに忘れられずにいる。もう30年近く前のことだ。

また、ユースホステルを使って国内各地を旅をしていた時に出会った同世代の女性。誰かに道を聞いて教えてもらっても「ありがとう」の一言がない。2日ほど同行したが道を教えてくれた人に対してお礼の言葉が出てこないのだ。

そして道を聞いた時だけでなく、全ての事に対してお礼の言葉が全くなかった。なんだかとても不思議だった（代わりに一緒だった私がお礼を言った）。彼女自身は決して無作法な人でも非常識な行いをする人でも無かったが、ありがとうと言う言葉は出てこないのだ。今でも思い出してどうしてかなぁ？と疑問に思う。育った家庭の問題なのかどうなのか？

例に出した2人の人は、自分の行動や言葉をそれが自分の普通として何も疑問を持たずに行っていたのだろう。でも側にいた私の目からは「う〜んそれはどうなんだろうか？」と思われた。

余計なお世話❗️だとは思う。だけどどうしても気になっちゃうんだよね〜。あの後もその２人はそのままの行動を続けているんだろうか？

意識しないで毎回やってしまう行動。それが周囲から違和感を持って見られているとしたら……？自分にもそう言う行動が無いとは言えない。冷静に自分を振り返ってみる必要はありそうだ。