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ジョンボーナムの牛が帽子をかぶってた話と不動産から利益を得ること

みけ子がまだ中学生くらいの時の事。当時すごく売れてた洋楽ロックの雑誌に「ミュージックライフ」というのがあった。カラーグラビア写真がたくさん載っていて、イギリスやアメリカのロックシーンについてたくさんの情報を載せていた。雑誌の傾向としては海外のロックスターは神‼️洋楽ロック最高❣️みたいな編集方針だったかと思う。

つまりは最先端の音楽文化を紹介し、讃えるみたいな感じである。ヨーロッパやアメリカから入ってくる新しい文化を無批判に絶賛する、とまでは言わないが、なんだかそんな傾向の雑誌にみけ子には思えた。それも最初の頃は面白く思えたし、まぁ悪くはないんだけどね。

そのミュージックライフ誌のカラーグラビアに、当時人気絶頂で、ロックを牽引していたレッドツェッペリンのドラマーの、ジョンボーナムの写真が掲載された事がある。ジョンボーナムは力強いドラミングでツェッペリンの音楽の要であったし、一目見ればロックファンならばその人が誰かは直ぐに分かる風貌だった。ヒゲ面の強面風の外見と王者ツェッペリンのメンバーである事。その迫力は写真を見ただけで「うわっ😅」と仰け反りそうになるくらいだった。

向かって右から2人目がジョンボーナム。通称「ボンゾ」

そのボーナム氏が1頭の牛を連れて写真に写っていたのだ。その写真の解説には「ジョンボーナムがツアーのオフに自分の農場の牛を世話している」みたいに書いてあったかと思う。

ロックミュージシャンが農場経営?牛の世話をする?当時まだ中学生であったみけ子のアタマには「?」が浮かんだ。農業とか酪農とロックミュージシャンってイメージ的に繋がらない。それに職業的に両立するのか?と。

今思えば、結局それは「土地があり、そこで長年農場経営がされているが、その経営形態のまま土地が売買され持ち主が代わり、ボーナム氏がその農場を手に入れた」と言う事に他ならない。今の世の中、日本でもごく普通に行われている「オーナーチェンジの不動産売買」って事だ。

つまりはジョンボーナムはその農場のオーナーであったってことだ。オーナー経営者ではあるが、働いているのは別の人。そこで農夫としてたくさんの人が働いているって事なんだろう。その時は分からなかったけれど。

それは、ロックミュージシャンという不安定な人気商売をやっている人にとっては、打ってつけの第二の収入源だったろう。人気絶大で得た収入で不動産を購入する。考えてみれば特に珍しい訳でもないお金の使い方だ。現在は日本でもサラリーマンをしながら収益不動産を持ち、そこからの給料以外の収入を得ることも珍しいことでは無くなっている。

いくら不動産オーナーだからと言って、みけ子みたいに零細規模だと持っている不動産の維持管理で振り回されちゃって、とてもじゃないけど利益を上げるのは簡単なことではない。第一それには向き不向きもある。広大な農場を持ったり、たくさんの不動産を所有して利益を上げるのはそれなりの能力がいるのだ。いくら憧れたって直ぐに良い不動産を所有してバンバン利益を上げ続けていくのなど簡単なことではない。それなりの資質がいるのだ。

世界的な人気ロックバンドのメンバーとして一線で活躍し、結果を残して行くのだって並大抵の事ではない。その時に素晴らしい結果を残したから50年近く経ったこの日本でも、今だに思い出してその音楽を聴き、文章にするみけ子みたいな人間がいるんだよ。

ジョンボーナム。アルコールの過剰摂取で突然死んでしまったのはまだ32歳の時だったらしい。現在のみけ子から見れば本当に若造😱なんだよね。信じられない気持ちだけどさ。

でね、表題の「ジョンボーナムの牛が帽子をかぶってた」ってのはさ、その写真ではボーナム氏が帽子をかぶっていたのだけど、その写真を揶揄った読者が「ジョンボーナムの牛、帽子をかぶってる」って投稿したんだよね。野生的な風貌のボンゾをからかい半分で。ミュージックライフ誌の人気読者投稿コーナー「He said She said」ってページだったな🤣

そんなどうでもいい些細なことを今になって思い出す、すでに60オーバーのみけ子だ。





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