おつかれ Summer League

残念ながら、最終的にベスト4に残ることはできず今年のサマーリーグは2勝3敗で終わりとなった。

去年のサマーリーグでは、ハッスルでほぼ1シーズン過ごしたアルダマの目覚ましい成長を見届けた。

その流れでいえば、今夏は昨シーズンをほぼハッスルで過ごしたジェイク・ラレイビア、ケニー・ロフトン、ビンス・ウィリアムス。この3人の成長は最もグリズリーズファンが期待したところだと思う。
もちろん昨シーズンローテ入りしたロディーはサマリで格の違いを見せつけてほしいし、45位で指名したGGもロッタリー指名での予想もされていたが、見返してほしい。という気持ちもあった。

1人ずつ評価していこうと思う。

ケニー・ロフトン ジュニア B
オフェンスでは今サマーリーグのエースとして奮闘。スリーはサマリを通して50%近く決め、トレイラーで速攻スリーを打ったと思えば、得意のポストプレーやミドルからの得点など多彩なオフェンスパターンを見せてくれた。とはいえ、オフェンスも細かなミスが多く、クリッパーズ戦では7TOなど決して褒められるような内容ではなかった。ディフェンスもサマリレベルでは正直測れない。もう少しできるのではないかと期待を込めてB+。

ジェイク・ラレイビア B-
1番期待していただけにがっかりな結果となってしまった。1試合目のブルズ戦では一向にシュートが入らず、以降もスリーに固執し、打ち続ける気持ちは大事だが、11/35で4試合を終えた。ディフェンスは少し改善されたように見えたが、それもまたサマリレベル。実際のシーズンでどうなるかは未知数。謎のポスタライズをしようとする悪癖が治っておらず、チェットに真っ正面から挑んでブロックされたり、ダンクミスをしたりと。ハイライトではなく、着実に点を取る方法をもう少し学んでほしい。

デイビッド・ロディー B-
今回のロスターの中で最もグリズリーズでの経験を積んだ男。サマリを通じてシュートスランプを乗り越えられなかった印象。体格を活かしてのドライブはあまり見られず、スリーに固執するところもなんだかなぁ。と思わされた。アシストが少し伸びたのかなぁという印象で、今回はハンドラーとして最も試されていたのかもしれないが、そうであればもう少し安定感は欲しかった。上手くいかない場面で下を向く場面が多かったのが個人的に1番残念なところだった。

ジェイコブ・ギルヤード B+
ケネチャンのカットに伴い、2wayに滑り込んだ、昨シーズンGリーグアシスト王。スタートのPGの役割を良くも悪くも卒なくこなしてくれた印象。得点を取ることよりもフロアバランスやベターシュートを作ることを心がけているようであった。その中でもクラッチタイムの3ポイントなど要所でのシュートは評価できる。もう少し積極的にシュートを狙ったり、リムへのアタックをするなどの積極性を見たかった。今シーズン2way枠へのキープできるか。

ビンス・ウィリアムス A
今サマーリーグでぶっちぎりの高評価をあげたいのは彼である。昨年1シーズンをほとんどハッスルで過ごし、寡黙な性格であまり表に出てくるタイプではなかった。ドラフト時からなんとなくメルトンのような雰囲気を感じていたが、今回大いに成長を感じた。もちろんまだ細かな部分の改善は必要だが、スリーとディフェンスと彼が求められているものを確実に遂行していた。ユタでのサマリでかなり結果を残し、ベガスに乗り込んだものの、怪我も相まって2試合の出場にとどまる。しかしユタとベガス合わせて彼が出場した試合は4戦4勝という結果。若手ウィング争いに新たに彼が参入する嬉しい誤算になってくれることを願っている。

GG ジャクソン B-
ポテンシャルの高さは随所に見える。ドラフト時にウィークポイントに挙げられていたディフェンス面も思ったよりも平面のディフェンス頑張ってる印象を受けた。ただ意味もなくコネる。ギャンブル性の高いディフェンスが多い。シュートもなんだか距離があってるのかどうかよくわからないシュートが目立つ。随所にロッタリー予想から45位指名まで落ちてきたのに頷けるプレイが多かった。まだまだ粗削りではあるが、大化けする雰囲気もあるだけにゆっくりと時間をかけて育てていきたい。

タリーク ビベロビッチ B-
シューター。オフボールを走って、フリーになりスリーを打つ。その他に何か印象に残ったところがないぐらいにただのシューターだった。今シーズンはユーロでの契約が残っているためNBAでプレイはしない模様であるが、このままでは来ても場所があるかどうかわからない…。

ネイサン フーバー C
メンフィス出身ということで例年の地元枠での採用と考える。現地ファンもやはり地元出身ということもあり、出場するとかなり喜ぶ反応が見れた。とはいえ、出場時間をもらってもなかなかシュートも決められずオフェンスでは全く印象がなく、ディフェンスもそこまでインパクトを残したようには思えない。ハッスルに残るのかな…?

フランキー フェラーリ B
ベンチからのPGとして、自慢の口髭を蓄えて出場。名前の如く、スピードを活かした(?)プレーでルックスとのギャップもあってファンの心は掴んだと思う。数少ないPGをなんとか繋いでくれる人材であった。1番のハイライトは解説のリチャードジェファーソンとジャージとポロシャツを交換したところではないか。ハッスルに残ってくれたら嬉しいかな。結構渋かったけど、個人的には好きでした。

マット ハート B-
ロフトンの控えビッグマンとして出場。昨年1シーズンをハッスルで過ごしたデューク出身ビッグマン。特徴的なシュートフォームが1番目を引いたのではないか。汚れ役としてハッスルしてくれる存在として及第点の活躍だったと思う。今年もハッスルの一員として頑張ってくれ。

タリーク オーウェンズ C
ユタでのサマリの1試合目でいの1番にベンチから出場するもゴール下のシュートは外すわ、プットバックのタップシュートも外すわでその後完全に干された。ハッスルできるのはいいけど、根本的なスキルがかなり欠如していた。ハイライトはアップでのダンクぐらいでしょうか。

ジョエル アヤイ C
序盤数試合はフェラーリよりも先にバックアップPGとしてコートに立つも、特に目立った活躍も見られず残念ながらその後の出場はなし。ゴンザガ+フランス人と少し期待はしたのだが、そんなに甘くはなかったよう…。ハッスルいきかなぁ。

マニー ベイツ C
オーウェンズ同様にコート内を懸命に走る姿は印象に残ってはいるし、オフェンスリバウンドへの姿勢は評価できる部分はあるものの、その他に評価できるポイントが見つからない…。多分彼もハッスルでしょう…。

ティミー アレン C+
グリズリーズのロスターでT・Allenの表記を見たら、まさか2世が登場したのかと少し心躍った。何の関係もなかったが、長い腕を活かしたプレイがなんとなくふわっと見た記憶にある。オフェンス能力はそんなに高いように見えなかったが、ヌルヌルと点を取れるタイプ?Gリーグでは良いロールプレイヤーになれるのではなかろうか。

アミヌ モハメド ?
ごめんなさい、全く見た記憶がありません。

以上、最後雑になってしまいましたが、こんなところでしょうか。
個人的にはもっと無双して、今日の決勝でプレイして欲しかった。が、欲張らず、今シーズンは戦力としてぜひグリズリーズと共に戦ってほしい。

早くシーズン始まらんかなぁーーー

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