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2023/9/25-9/30

9月25日(月)
もたっとしていた心の風通しが少し良くなった気がする。夜、ハンジョンウンの「詩と散策」をようやく読み終えた。何度も読み返す1冊になりそう。

手に入れられないものが多く、こわされてばかりの人生でも、歌を歌おうと決めたらその胸には歌が生きる。歌は肯定的な人の心に宿るというよりも、むしろ必要にかられて呼び寄せる人に沁み入るのだ。

「詩と散策」/ハン・ジョンウォン

9月26日(火)
日記を書けなかった日。

9月27日(水)
秋はパンプキンスパイスラテとチャイラテをたくさん飲み、Jazzを聴いて、可愛い服をたくさん着て、本を読んで、たくさんお散歩して月を眺める季節。

9月28日(木)
深夜3時に退勤。


9月29日(金)
9月最終営業日、滑り込みで夏季休暇を取得。
昼過ぎ、美容院へ。美容師さんに「草間さんのことをもう10年近く見ているけれど、軸が変わらない気がする」と言ってくれた。同じことをわたしもその方に対して思っているということも伝えた。髪の毛が軽くなって嬉しい。

たらば書房へ行ったら、隣にPOMPON CAKESさんが出来ていた。嬉しい。
世界一好きな書店の横に、ケーキ屋さんが出来てしまった。これはわたしのなかで大ニュース。鎌倉に来る度、甘いものと本をセットで買う自分がたやすく想像できた。今回はたらばさんで坂本龍一さんの「僕はあと何回、満月を見るだろう」と、POMPON CAKESさんでルバーブのケーキを購入。

今日のメインイベントは満月ウォッチ。中秋の名月を見る場所はあそこしかないと決めていた。

満月が浮かぶのは19時頃、あと1時間はある。鎌倉から横浜へ移動し、そこから桜木町まで歩く。横浜美術館とコレットマーレの間の銀杏並木を歩くのが好き。桜木町にはもうすでに大きな満月が出現していた。会社帰りのサラリーマンやカップル、私、みんな空を見上げている。こういうの、なんだか楽しくなってしまう。だけど私の目的地はもう少し先なので、急ぐ。

大きな満月が一番綺麗に見えるその瞬間は、どうしてもあの場所から見たい。月の光が降ってくるような場所。

桜木町からタクシーに乗り、懐かしい坂を上がり、野毛山公園に到着。やっぱり、そこで見る夜景と月は幻みたいに綺麗。大きく開けていて、静かで、いつも良い風が吹いている広場。さえぎるものが何もなくて、月の光を浴びているみたいな気持ちになる。気持ちの良い場所。

それからベンチに座り、本を読んだ。ほとんど誰もいないような公園で、月明かりの下で買ったばかりの本を開く、贅沢な時間。

昔からなぜか、だれに教えてもらったでもなく、満月に心で話しかけたりお願いごとをする習慣があるのだけど、今日は「この調子で日々を楽しんでいけますように」とお願いした。


9月30日(土)
イラストレーターの元同僚の個展のため、武蔵小山のブックカフェ「COYAMA」さんへ。久しぶりに元同僚に会ったら、退職した時よりも活き活きとしていて、とても嬉しい気持ちに。自分の幸福を追求してる人が好き。ずっと欲しかった本にも出会えた。

そのあとは自由が丘のリゼッタで育休中の同僚とお茶。生まれて4ヶ月の赤ちゃん、ふわふわで可愛かった。まだ首のすわらない赤ちゃんを抱っこするとき、どうしても緊張してしまう。もうすぐ姪っ子が生まれるので姪っ子はたくさん抱っこしたい。

9月も完走。晩夏感のない、たっぷり残暑の月だったなあ。

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