深深と積もる(2/5-2/9日記)
2月5日(月)
東京に雪が降った。夜、アパートの前が真っ白に。雨まじりの雪じゃなくて本当の雪だった。嬉しくなって夜の散歩へ。
こんな風に書いてるけど、本当はこう。
「 東京に雪が降った! 」
まっさらなふかふかの所に足跡をつけて歩く。
散歩中、はちみつ色の猫が好きな人とつくったプレイリストを聴く。タイトルは「深深とした冬のプレイリスト」。
タイトルだけ決めてお互い曲を選んだら、静かな雪の夜にぴったりなプレイリストに。
夏は「浮遊する夏のプレイリスト」だった。Phum Viphuritの「Lover Boy」から始まる最高のプレイリスト。
お気に入りの歌が切ない思い出の歌になってしまうかも?と思いながら、でも一番好きな歌を入れたのは、わたしの小さな博打。
こうなったら、ああなったら、と想像するのは良いことだけでいい。
春はどんな名前のプレイリストにしようかな。
2月7日(水)
白菜と豚肉と春雨の中華炒めをつくる。白菜は茎と葉に分けて、それぞれ細切り。茎から炒めて最後に葉を入れると食感がいい感じ。
2月8日(木)
「さっき掘ってきた!」と渡されたのは、袋いっぱいの菊芋。ビール2本、三角包みの納豆もいっしょに。
菊芋を揚げ焼きにして、塩で食べる。シャキっとしたのと、ほくっとしたのがあって、楽しい。
冷やしたビールも美味しい、楽しい。
2月9日(金)
わたしがご飯をもぐもぐ食べていると、部屋のスピーカーからポケモンスリープの「ポケモンご飯タイム」のBGMが流れた。
Bluetoothでスピーカーとiphoneを繋いでいたのを忘れて、iphoneの持ち主がポケモンにご飯をあげ始めたのだ。
完全に私のご飯タイムとシンクロ。ポケモンの気持ちで食事。
*
代官山のsputnikさんにて
旅行したいね、台湾とか近くていいよね、今いくらなんだろうね、の15分後にはチケットを取ってた。
たのしみな予定なんて、なんぼあってもいいですからね。
*
夜道にて
ラーメンでも食べたいなと思って「お腹すいた」と言ってみたけど、聞こえなかったようで返事がなかった。(わたしは声がとても小さい)
5分後「ラーメン食べてく?」と隣から。胃のシンクロ率に驚きながら、その日いちばん大きな声で「食べる!」と即答。
土日まで書きたかったけれど、あれもこれも書いておきたい、そんな断片的な瞬間がたくさんあった週だから、一旦ここまで。
あれもこれも、小さなひとつひとつが雪みたいにたくさん積もって、気付いたら、ふかふかの日々になっていきますように。
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