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黄色の絵の具を買いにゆかなきゃ


ほんとうのわたしはダメなのだから
ひとの何倍も努力しないといけない
役に立たなくてはいけない
疲れてパフォーマンスが下がってくると
周りに迷惑をかける存在で価値がない と思ってしまう



だから休めない
 休む とゆう選択肢が今まではなかった



わたしはどうぶつたちと一緒に働いていて
わたしがどうぶつにあたえる影響を
いつも考える
わたしの表情 雰囲気 声のトーン 
近づき方 触れ方 仕草 目線
とくにうちの子たちは保護された子たちだから 不安にさせたくない

どうぶつたちがわたしにむけてくれる感情に
応えてあげたい
でも最近はそれができない


無理にでもほほえんで
でもそれをするのがつらい
心はぜんぜん泣きそうなのに
それも伝わっちゃうと思ってつらい




つらすぎると つらくなくなる
心をすり減らす環境に対して 
感情が動かなくなることで適応しようとする次第に感情が動かなくなり生活に現実感がなくなっていく
あたかも脳に麻酔をかけるように
あらゆる痛みに鈍感になってゆく

生物が古来より身につけている 解離 という生存戦略
命や心がおびやかされるような危機的な環境をやり過ごしてゆくため 
脳の機能の一部を低下させ 
わたしがいま ここにいる という自己感覚をぼやけさせる
そうすると 心身が感じる痛みを麻痺させ
他人事のように感じることができる
自分と世界の間にベールが張ったような感じ外からの刺激に影響を受けないでいられる


今わたしはとても幸せなのに
なんでこんなに自分と仲良くできないのかな
と不思議だったのは
解離して生きていたからだ

小さい頃から積み重ねてきた
我慢やつらいがあるのかな
わたしはとくに意気地がなくて怯弱だから
ちょっとしたことにおみまいされてきた

最近幸せすぎて
すこし解離がとけてきた
だから今までためこんだ
つらい さみしい がなまなましい

もう生きてゆけない とおもうくらい



この世には本当に
スターウォーズのような仕組みがあって
ライトサイドとダークサイドが共存している
わたしはダークサイドが用意した
 妖怪メケメケ に自分を乗っ取られていた

 妖怪メケメケはあらゆる手段を使って
 わたしに自分はだめなんだと思い込ませて
 おおいなるわたし から切り離す


わたしがだめにみえるような
現実を目の前に映し出したりして
それは本当なんだと見せかけてくる


わたしはひとに愛されないと思っているから本当にひとに愛されない
妖怪メケメケの眼鏡越しに世界を見てた

妖怪メケメケを自分と同化しちゃいけない



最近の幸せは
あぁこれは 環境が変わったんじゃなくて
わたしが自分に優しくなったんだな
メケメケ眼鏡の正体に気づいたんだな


まだまだわたしの解釈は
妖怪メケメケが優勢
すきあらばめけめけにうちのめしてくる
だけどメケメケを退治しちゃいけない
メケメケはわたしがここまで生き抜くために必要な鎧になってくれてたから

じっくり話し合って愛でて対峙して
もう必要ないと気づいてゆく
ライトサイドの視点からメケメケを眺める




なんでかからだは傷だらけだし
ぎゅっと自分を抱きしめてみたらがりがりだった


ちょっと休もうよ と自分に言ってあげられた


ゆっくり妖怪メケメケの声を聴こうと
わたしはさいきんひとやすみしている



しばらく 役に立たなくても生きていていい

と自分に言い聞かす



好きなだけ寝て
太陽礼拝をして
ゆっくりゆっくり食べて
本を読んで
noteを読んで
粘土をこねて
絵を描いて
お日様に当たる






ちょっとひとやすみして
わたしのリズムを取り戻す
わたしの光を思い出す



きっとそのうち思い出す
わたしの魂のキャラクター






ちんててちん


きつねちゃんに色をつけようと思ったら
絵の具が固まってかぴかぴ




黄色の絵の具を買いにゆかなきゃ





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