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イタリア語ができないのに留学した話③ 〜自分の出来るはできるじゃない〜

私は語学留学に来たかったわけじゃないので、
働けるレストランを探していた。


タイムリミットは6ヶ月。その間に、少しでも多くのことを吸収したい🔥

働けるのはイタリア語が話せることが大前提だったりする←当たり前だ。お互いにキツイ。


イタリアの語学学校に張り紙がしてあったのを発見した。
イタリアンレストランのアルバイト募集の張り紙✨✨
キターーみたいな感じで
私はとりあえず電話をして働きたいと伝えた!


(今思うとすごい勢い!!過去の自分にびっくりする。)
面接に行って働けることになった😭
イタリア語ができないわたしはホールではなく、キッチンになった。
....だけど決して甘くはなかった。


私は料理は「出来る」と思っていた。
飲食のバイトを沢山してきた。
オムライス屋さんに、中華料理屋、フグ屋さんに、それから保育園の栄養士で毎日200人分のご飯を作っていた。

包丁をにぎれるから、料理を出来ると思っていた自分が初心にかえった時だった。

あまりの自分の出来なさに、
悔しかった。
悔しくて不甲斐なくて、
もうなんというのか、この気持ち。


昼間は語学留学にいき、夜はレストランでバイトした。家に帰るのは夜23:00くらいかな、
フィレンツェの石畳を、泣きながら歩いて帰っていた。

泣きながら歩いた道
フィレンツェの街



ちょっとまだ肌寒い頃だったな、
かたい石畳の街を、邦楽聴きながら泣きながら歩く、鼻水と涙でしょっぱいんだ。
その光景がしっかり脳裏にうかぶ。




自分の「できる」は出来るじゃないと知った。
だからこそ、自分は完璧だと思わないし、
学び続ける。


それは今もそう。

まだまだなんだよ、まだまだ。

そんな初心にかえることの出来る体験だったなあ。


学校のあと1人でよく行ってたカフェ。ここでイタリア語勉強してたわ

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