【ライブ観戦記】FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2023 -AUTUMN-The Parlor of FRUITS ZIPPER TOUR FINAL @東京体育館

アイドルオタクのみきこです。

2023年10月28日に開催されたライブ「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2023 -AUTUMN-The Parlor of FRUITS ZIPPER TOUR FINAL @東京体育館」に行ってきました。

かわいいの暴力

一言でまとめるとそんな感じなんですが詳しく感想書いていきます。


会場到着〜入場

今回の会場は東京体育館

最寄り駅は千駄ヶ谷たが天気がよかったので代々木駅から散歩がてら歩いて向かう

事前物販で購入したものペンライトなど受け取るため14時頃到着 

当日物販も結構充実していた

物販以外にもJOYSOUNDのカラオケ企画、有志による集合写真撮影など会場は大盛況。ライブ開始までボルテージを徐々に高めていく

開場

開場時刻の16時を過ぎたあたりで東京体育館に入場。席は指定制だったので電子チケットとにらめっこしながら座席をさがす。
アリーナ席の後ろの方だったが向かって中央くらいの好位置。

メンバーの顔ががギリギリ肉眼で見えそうな位置

開演までは以前のライブを思い出したり今日のセトリを妄想したりして待つ。

待ち時間に流れていた曲の中にふぇのたす(注1)やIDOLATER(注2)などFRUITS ZIPPER周辺に関わりあるアーティストがいたのが感慨深かった。デビュー以来の集大成という感じがして。

開演

いよいよライブ開始。4ブロックに分けて振り返ってく。

当日のセットリスト(以下投稿より拝借)
https://twitter.com/kazu_suzuka0124/status/1718236372082045078

第一部(ぴゅあいんざわーるど〜CO-個性)

0.overtune
1.ぴゅあいんざわーるど
2.完璧主義で☆
3.君の明るい未来を追いかけて
4.ふれふるサマー
5.RADIO GALAXY
6.ハートのローラーコースター
7.We are Frontier
8.ずっと、ずっと、ずっと!
9.CO−個性

ツアー期間に新しくなったovertuneが流れライブスタート。無線ペンライトの制御が始まり会場中が一体感に包まれる。

「ぴゅあいんざわーるど」イントロに合わせてメンバーが登場、アップテンポなキラーチューンで会場は大盛り上がりだった。「君の明るい未来を追いかけて」は何気ない日常もなんだか特別になる予感にさせるような明るい歌詞が特徴の曲、1万人の観客の前で7人が歌っている姿を見て早くも感無量だった。

間にMCをはさみふれふるサマー〜ハートのローラーコースターではメンバーがトロッコに乗りながらの歌唱。FRUITS ZIPPERが大きな箱でのライブでもファンとの近い距離感を大切にしたいという運営の思いが感じられる素晴らしい演出だと感じた。

新曲の「Co-個性」は「ねぇ、だから気持ち悪さもかわいいでしょ?」や「君の変なところが好きです」など攻めた歌詞が特徴的。7人全員が違う個性を発揮しているFRUITS ZIPPERに合う楽曲でもある。個人的には1番と2番で使っている音が違ったりと音源にもこだわりを感じるのでinstinstrumentalバージョンももっと広まって欲しい

第二部 ユニット企画(WORLD KAWAII CLASSIC)

1.ピンキーレッド(月足、松本)
2.天真爛漫(真中、櫻井、鎮西)
3.Bye Bye(早瀬、仲川)

スクリーンに「新企画」と称した映像が流れはじめユニット企画がスタート
一曲目のピンキーレッドは仲良し2人組としてファンの間でも名高い「あまれん姉妹」が公式ユニット?となって登場。アニメのキャラソンのようなセリフ多めでアップテンポな曲調でなんだかほっこりした。ジョジョ立ち!


天真爛漫はダイヤモンドなのか水晶なのかよくわからんが固い絆で結ばれた3人によるユニット、間奏の3人のソロダンスが印象的で、真中まなのダンスクイーンっぷりが見られて大満足だった。

Bye Byeは大人な部分を魅せるといった事前紹介の通りFRUITS ZIPPERで今まで見せていなかった部分が垣間見える一曲だった、個人的には一番予想できなかったがFRUITS ZIPPERの新しい売り出し方を想起させるものだった。

ユニット企画は初めての試みだったが、メンバーの新しい一面が見えて良い取り組みだと感じた。いい意味でバランスが取れたグループなのでユニットにすることで大人っぽさなどどこかに特化させる楽曲をユニット企画などで出してみるのも良さそう。運営さん、音源化まだですか

第三部 世界はキミから始まる〜わたしの一番かわいいところ

10.世界はキミから始まる
11.うぇるかむとぅ〜ざふるっぱー!
12.ハピチョコ
13.Re→TRY & FLY
14.skyfeelan
15.Going !
16.キミコイ(新曲)
17.わたしの一番かわいいところ

ユニット企画も終わり、7人揃ってのパフォーマンス


世界はキミから始まるではMVを再現してライブ会場に設置された扉からメンバーが登場そこからGoing!までは黄金セトリで大満足。湧き曲から聞かせる曲まで幅広いジャンルの楽曲で魅了することができるというFRUITS ZIPPERの良さが垣間見えるセトリだと感じた。鎮西さん、のび太の昼寝は漢字なんですか、、、


Going !は初披露が半年くらい前(豊洲PITだったか?)で、今までにないタイプの楽曲だったなと衝撃だったがもうすっかり自分たちのものにしているあたり恐ろしい。アップテンポで激しめのパフォーマンスながら安定感が初披露時から段違いに上がっておりそのようなところからもこのグループのポテンシャルの高さ、努力量を感じられる。


ツアー終盤にて新曲「キミコイ」がお披露目。Going以降メンバーのダンスパフォーマンスやアップテンポでラップ調な歌唱などを見せていたが、今回の新曲ではアイドルでは王道の恋愛ソング。「ずっと、ずっと、ずっと!」のような甘々曲っぽさもありながらアイドルからオタクに向けた感謝?が表現されているようで今までにはない一曲だな、とライブ中感じた。これは絶対バズる(確信)

最後は代表曲「わたしの一番かわいいところ」で締めくくる。対バン、ワンマンかかわらずほぼ全てのライブで披露しているのでパフォーマンスの安定感がえげつない。もはや職人芸の域に達しているとすら感じる

わたかわ終了後にアンコール、アンコールの掛け声が一様ではなくタイミングにバラツキがあったところで改めて会場の規模の大きさを実感した。アンコール中にペンライトが無線で制御され始めたのは笑った。

第四部 キミコイ(アンコール)〜

En1.キミコイ(新曲)
(重大発表)
En2.超めでたいソング〜こんなに幸せでいいのかな〜
En3.君の明るい未来を追いかけて

アンコールに答えてメンバーが登場、新曲「キミコイ」を再度披露、再びトロッコに乗りながらの歌唱、撮影OKのタイミングで月足からレスもらえたのは個人的にはいい思い出(スマホ見てなくて明後日の方向を撮影していたが、、、)

キミコイ終了のタイミングでメンバーも知らない重大発表が、、、

日本武道館!!!

メンバーにも知らされていなかったようだがしっかり土曜日を確保しているあたり相当前からスケジュール調整していたと思われる。(ライブアイドルとして)東京体育館の次に目指すステージは日本武道館あたりと思っていたがもう達成してしまうのかという驚きが大きい。

サプライズ発表の感動も冷めないまま次の楽曲へ。zepp〜東京体育館で2ヶ月に渡るツアー完遂。日本武道館でのライブ開催などを祝うのにピッタリなちょめでた。優衣ちゃんの喜びっぷりが尊い。

最後の楽曲は始まりの曲でもある「君の明るい未来を追いかけて」。落ちサビでノエルが言葉をつまらせてしまったが、そんなところからも今回のツアーの充実度やサプライズ発表の喜びが伝わってきた。

アンコール後は、るなぴと優衣ちゃんの ワガママ 要望により、メンバー全員のコール(と無線でのペンライト制御)と会場暗転させてペンライトだけの景色を見ることとなった。


メンバーそれぞれのコメントもこのタイミングだったと思う。鎮西が話していた「みなさんが照らしてくれるから私達は2時間アイドルとして輝くことができました」的なセリフは印象深く、ライブアイドルとして成長してきたグループだからこその信念みたいなものが感じられて私がこのグループを推し続ける理由を再確認できた。

そして去り際にはステージを左右に動いて観客席に手を振り続けながらの退場。「私達は音楽で語るからそれでいい」というスタイルもカッコイイとは思うがレスなど会場のファンに向けてライブしている、という姿勢がFRUITS ZIPPERの魅力だと思うので更に大きなステージに立ったとしても今のスタイルを貫いてほしいと強く感じたライブだった。


番外編:ペンライトについて

今回のライブで開催前に賛否のあった無線制御のペンライトについて、直前の発表であったこと、別売りでかつ当日まで販売なかったこと(事前物販はあったが)で一部から批判もあったりした。

ジャニーズなどのライブで使用されていることは知っていたが私自身地下アイドルのライブ参戦が主で無線制御のペンライトをライブで使用したことがなく、ペンライトの色が運営に操作されることについてどちらかというと否定的な感覚だった。


しかしライブ本番になると、ペンライトも含めた演出は圧巻の一言で魅了された。落ちサビのソロパートで一色に照らされる光景はなかなか見られるものではないし、とても新鮮な感覚で見られた。


アイドルと言う形態でやっていく上で大きい規模の会場だと後メンバー本人の魅力以外の部分で見せ場を作る必要もあると感じていた(ソロアーティストだと本人の歌声だけで魅せることができるのでそれで完結する)が、今回無線制御ペンライトやトロッコでの会場巡回など新しい取り組みもあり、これまでの集大成ライブであるのと同時にこれからステップアップしていく上での実験のような位置づけでもあるのかもしれないと感じた。


ただ一言、次無線制御ペンライト使用する際は事前に告知してほしい、、、
個人的にはチケット代に上乗せしてもいいので会場で無料配布してもらえると(特に一色になるタイミングでわずかでも別の色が光ると目立つので)

ライブ全体を通して

私自身の感想、ライブ会場の雰囲気、SNSでの投稿を見て感じたことは今回のライブはみんなが幸せな気持ちで終われたということだ。


筆者は地下アイドルオタク歴がそこそこ長いので、大規模(zepp以上の箱)でのライブでは招待特典をつけて特定のオタクが招待しまくる格安チケットを投げ売りして7~8割程度会場を埋められるようにするなど特定の場所に負荷がかかっているものをよく見てきた。


だが今回の東京体育館ライブでは招待特典や格安チケット投げ売りもなく(一番安いスタンド席が6k)満員で開催できたことはとんでもないことで、この規模の会場でライブができる実力・知名度まで登ったんだと感じた。

ライブの内容自体もパフォーマンス、演出ともに素晴らしく今回初めてFRUITS ZIPPERを見た人にもこのグループの魅力が伝わるようなライブだと思った。今後日本武道館武道館を始め大きな会場、ライブ以外での活躍も見据えていると思うが、今日のような気持ちで当日を迎えられたらメンバー、運営、オタクともにとても幸せだなと思う。


アイドル好きなオタクといえどもライブへの参戦回数が多くなるとどうしても1つ1つのライブへの思い入れ、特別感が薄れてしまうものだが2023年10月28日の東京体育館の光景は忘れたくない、というか忘れられないアイドルの歴史に刻まれるようなライブ出会ったと感じた。


最後に

今回のライブを一言でまとめると

かわいいの暴力

以上、ありがとうございました


#アイドル #地下アイドル #FRUITS ZIPPER #ふるっぱー #ライブレポ

(注1)ふぇのたす:FRUITS ZIPPERへ楽曲提供しているヤマモトショウがかつて所属していた音楽ユニット

(注2)IDOLATER:アソビシステムのプロジェクト「KAWAII LAB」にかつて所属していたアイドルグループ、2023年10月15日解散


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