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リサーチカンファレンス2023開催のお知らせと、オンラインでのカンファレンス体験について

昨年第一回を開催したリサーチカンファレンスですが、今年も開催することになりました。開催概要は下記の通りです。

日時:2023年5月27日10:00-17:00
オンライン会場:Youtube Live(参加登録受付中)
オフライン会場:株式会社リクルート 九段下オフィス(申し込み締切り済)

下記のページより無料で参加登録が可能です。まだ登録されていない方はサクッとご登録ください。現地参加については既に締め切ってしまいましたが、みなさんとオンラインでお会いできることを楽しみにしています。

以下では、カンファレンス開催にあたり考えていることを少し、書いてみたいと思います。

良いプロダクトやサービスづくりを支えるため、学び合うための場としてのカンファレンスとコミュニティ

良いプロダクトやサービスを作るためには、プロダクトやサービスを使う人々を理解することが必要であり、デザインリサーチ、UXリサーチはそのための非常に有効な方法です。では、デザインリサーチやUXリサーチを学ぶためにはどのような方法があるのでしょうか?

本を読む、研修やセミナーを受講する、自分で試行錯誤してみる。このような方法で学ばれている方も多いことと思いますが、実際のところ自分ひとりでリサーチを学ぶことには限界があることも事実かと思います。

デザインリサーチやUXリサーチに限った話ではありませんが、物事を学ぶ方法として人と人とのコミュニケーションが非常に重要です。先輩や同僚から学ぶということもあるでしょうし、企業の垣根を越えて、同業者から学ぶシーンもきっと多いはずです。

そうしたケースにおいて企業の垣根を超えたコミュニティの価値は大きいはずです。カンファレンスにおける様々な講演と、そこでなされる非公式なコミュニケーションによって知識の流通が活発化され、それが日常のプロダクトやサービスづくりを支えていく。知識の流通媒体と言ってしまうと若干大げさかも知れませんが、コミュニティが提供できる価値にはまだ大きな可能性があるのではないかと感じています。

オンラインでの参加者間コミュニケーションとは

リサーチカンファレンスは2022年に第一回を開催しました。ご存知の通り、昨年はまだコロナの影響も大きかったため完全オンラインでの開催としました。登壇者やスタッフの一部はオフラインで集まりましたが、聴衆としてカンファレンスに参加くださった皆様は全員Youtube LiveとMiroでのオンライン参加となりました。

さて、カンファレンスの価値としてカンファレンスが提供する講演だけではなく非公式なコミュニケーションにもあると前述しました。カンファレンスでなされる講演はどれも、登壇者の経験による非常に有益なものであることは間違いないと思うものの、ただ単に一方通行的に話を聞くだけでは学びとして限界があります。オンラインだけだとコミュニティとして横のつながりを作ることが難しいことは承知しているものの、Youtubeでの配信を見るだけではなく、なんとかして参加者同士の非公式なコミュニケーションを生み出すことはできないだろうか?

そこでリサーチカンファレンスではオンラインでの体験設計にも注力しました。昨年のオンライン体験がどのようなものだったか、そしてそれをどのように作り上げたかについては下記のnoteを読んで頂くとイメージが湧きやすいのではないかと思います。

オンライン体験の詳細については上記noteを読んで頂くのが良いとして簡単に要約しますと、参加者のコミュニケーションをmiro上で実現したところがポイントとなるかと思います。

Twitterを見ていますと学びの内容を逐一アウトプットして頂いている方も多くいらっしゃいますが、これはそれなりにハードルが高く、誰にでもできるようなものではありません。もちろんnoteやブログに書くことはもっとハードルが高くなります。これらハードルの高さが何に由来するかは個々人によるものと思いますが、Miroを使って気軽にアウトプットする場を提供するというのは意味のある試みだったと思っています。

また、参加者同士の交流のためにもMiroが寄与したと聞いています。デザインリサーチやUXリサーチに興味を持っている人、あるいは取り組んでいる人が常日頃からリサーチに関することをつぶやいているとは限りませんから、こういった機会でもないとリサーチ仲間を認識し、フォローすることは難しいかも知れません。

オンラインでのつながりとオフラインでのつながり、特性的な違いは多少あったとしても、コロナ禍を経てそこに本質的には大きな違いの無いものと多くの人が理解し始めているタイミングで、非常に意味のある試みと言えるのではないかと思います。

2023年のリサーチカンファレンスについて

さて、今年のリサーチカンファレンスについて。

昨年との一番の大きな違いとして今年はオフライン会場を設けることでしょうか。小規模ではあるものの一般参加者が100名強に加え、登壇者、協賛企業の皆様などが参加することで現地会場は200名ちょっとの規模となりそうです。

オフライン参加は抽選となっており、参加を希望されたにも関わらず参加が叶わなかった方、大変申し訳ありません。私達としても大変心苦しく思っています。来年はもう少し大きな会場で開催できると良いなと思っています。

とはいえ、カンファレンス全体としてみるとオフライン会場よりもオンラインで参加される方の数のほうが圧倒的に多い構成になっています。そのため「オフライン会場があるからオンライン会場が軽視されるんじゃないの?」との心配には明確に「違うんだよ」とお伝えしたいと思います。

体験設計チームの打ち合わせに何度か参加させて頂いていますが、オンラインで参加しても、オフラインで参加しても有意義なものになるように。かつ、それらをいかに繋ぐことができるか?をスタッフ一同真剣に頭を捻って準備を進めています。

なお、Youtube Live + Miroによるカンファレンスの楽しみ方を提案はしているものの、必ずしもMiro会場にお越し下さいというわけではありません。ただただYoutube Liveを見て頂くのでももちろんOKです。BGM的に流しておく、なんてのもあり得るかと思っています。オンラインだからこそ状況に応じた視聴形態があるはずで参加者自身で自分にあった適切なものを選んで頂ければ良いと思っています。

もちろん、オフラインで現地に来てくださる方にも楽しんで頂けるように準備をしていますのでお楽しみに!

おわりに

繰り返しになりますがリサーチカンファレンス2023は下記のページより無料で参加登録が可能です。まだ登録されていない方はサクッとご登録ください。現地参加については既に締め切ってしまいましたが、みなさんとオンラインでお会いできることを楽しみにしています。

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