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美人外宣告に泣いた私が、「キレイですね」と言われるまでにやった20のこととその費用。(前編・約1万字)

2022/07/30:続編的な記事を書きました


7/9 後編をアップしました。

「美人外宣告」に泣いた29の春。

 ライターの小池みきです。ちょっと前に30歳になったところです。

 約一年前のこと。
 どういう流れでだったかは忘れてしまったのですが、私はある日、目上の男性から、「僕は今までに美人な人とばかり付き合ってきたから、小池さんのような女性との交流は新鮮ですよ」と言われたのでした。


 泣いたね。

 わかってる。私が、石原さとみと同じ領域を生きていないことは。「ブス」という積極的な罵りではなく、「美人でない」という消極的な除外に超反応するのはむしろ図々しいのかもしれない。
 でも悲しかったのですよ。それは誰よりもこの私こそが、私のことを「美しくないからダメな人間だ」と思っていたからに違いありません。だいぶふてぶてしくなった今思うと、この時の凹みっぷりが恥ずかしい。

「人が敗北する原因は…『恥』のためだ。人は『恥』のために死ぬ。あのときああすれば良かったとか、なぜ自分はあんな事をしてしまったのかと後悔する。『恥』のために人は弱り果て敗北していく」(プッチ神父)

 今同じことを言われたら、私は絶対フフッと笑います。いや、そもそもこんなこと言わせねえッ! そういう気迫で生きてるッ! ま、いくら気迫があってもブスだなんだと言われる時は言われるんですけど……そしてショック受ける時は受けるんですけど……。

 しかしまあ、こんな気合いを得ることができたのも、冒頭の男性のおかげかもしれません。この「美人外通告ごときで泣いてしまった屈辱事件」によって、私は「このままではおかぬ」と燃え上がりました。
 この時、2016年5月。
 そこから私は、2017年1月の30歳の誕生日を目標に、「何段階か女としてのレベルを上げる」ことに執念を燃やします。そして半年後実際に、「キレイですね」という言葉を前よりは多く聞けるようになったのであります。
 
 そういやあれからちょうど一年以上が経ったんだなー、とふと思い出したので、ここらで一度、私がその半年でやってみて良かったこと、使ってみてよかった商品、本などをまとめておくことにしました。前の私と同じような悶々を抱えている人には参考になるかもしれません。
 「やったことリスト」は無料でお見せします。ついでに、かかった費用も晒しておきましたのでご参考までに。実際にどこでサービスを受けたか、何を買ったか、オススメの本は何かなど具体的なことを知りたい方は、一杯お茶をおごるつもりで課金していただけるとありがたく。
 (本当は漫画でやりたかったんですが、絵を描く余裕がなかったものでテキスト殴り書きスタイル……長くてすみません)。
 一応言っておきますが、これはあくまで「元の私からはずいぶん成長した」という話。「絶世の美女になりましたドヤ!」という話ではないのでお間違いのないようお願いいたします……。

 「ごたくはいい。結論としてお前は美人になったのか?」という質問に対してはこう答えておきましょう。
「私が美人かどうかは知らないが、自分をいい女だと思えるようにはなった」
 と。
 多分それは、実際に顔の造形や体型やセンスが変わったからではなく、「これだけやったぞ」という手応えが記憶に刻まれたからなんでしょうね。


「キレイですね」と言われるまでにやったことリスト2016(★印をつけたものは特におすすめ)

1 自分のブスさを心ゆくまで嘆く(0円)
2 心を女子高生にして自撮りの鬼になる(0円)
3 ファッションコンサルティングを受けて服を買う(140,000円)★
4 拡大鏡と三面鏡を買い、本当の顔面を直視する(4,500円)★
5 「セックス・アンド・ザ・シティ」一気見(500円・Huluの利用料)
6 マツエクをする(6,000円)
7 ピラティスの体験レッスン(1,000円)
8 ハワイアンダンスの体験レッスン(1,000円)
9 ヨガのDVDとヨガマットを買う(4,000円)
10 安い化粧品をたくさん買い、流行の化粧をしまくってみる(20,000円)
(↑前編ではここまでを紹介)
11 飲み屋街にナンパされに行く(10,000円)
12 メイク講座の体験レッスンに行く(3,000円)★
13 ボディケアワーカーについて体の歪みを直す(18,000円)★
14 ウォーキングレッスンに行く(1,000円)★
15 ボイストレーニングに通う(32,000円)★
16 美容院を変え、地毛を活かした髪型にする(26,000円)★
17 「女磨き」系の自己啓発書を読みまくる(20,000円以下)
18 プロのカメラマンに写真を撮ってもらう(何円だったか忘れた)
19 顔面矯正・美容鍼に通う(60,000円?)★
20 人前に出る仕事をする・人と会う機会を増やす(0円)

期間 約半年
費用 計347,000円


 というわけで、けっこう費用はかかりました。が、私は満足しています。
 言うまでもありませんが、みんながこれらを全部やるべきかどうかというと全然そんなことはありません。
 私がこの20の中で特にやった方がいいと思うもの、誰にでもおすすめだなと思えるのは★印をつけた8個ですね。
 さらに絞るなら、体の歪み直しと顔面矯正、あとファッションコンサルティング(パーソナルスタイリングとかトータルビューティーコーディネートと言う場合も)でしょうか。これだけでも相当印象が変わると思います。
 これらのポイントは、「自覚できていない不具合を指摘・改善してもらう」ことにあります。
 イケてない女というのは自己認識がとにかく甘い(もちろん私もまだ現在進行形)。自分がどれだけブザマな歩き方をしているか、どれだけ筋肉が衰えているか、どれだけ似合わない服を着ているかをよく知りません。「なんかイケてない」ことはわかっても、どこがどうブザマか知らないので、対処がいつもズレてしまいます。そして何よりも、「自分が何に心ときめくか、何だったら自信を持って好きだと思えるか」を知らないことがやばい。「好きだからこうする」という選択肢も、「これが自分にとって安パイだからこうする」という選択肢も、どっちもつかみそこねているのが我々のような女なのです。ここをプロに指摘してもらうだけで、意識の持ちようが変わってきます。
 あとは単純に、骨格や筋肉のつき方が歪んでいると不健康が加速しやすいので、こういうバグは排除しておいた方がいいでしょう。不健康だとモチベーションの維持に余計なコストがかかるし、顔色とか毛穴とか生理とかが負のスパイラルに入るので。健康なだけで、美人度は5割くらい増します。絶対に。

 さてここからはいよいよ、さきほどの20個をひとつひとつ取り上げ、具体的に私がどんなサービスやモノや人にあたったのか、そこでどんな困難があったか、終えた結果何を得たのかなどを記していきたいと思います。

この先の内容ざっくり

・今日から俺は神崎恵だ。
・泣きはらした後の自撮りをツイッターアイコンにしてみる。
・ファッションコンサルティングやばい。
・拡大鏡で地獄を見ろ。
・踊る女は美しい。
・BAのところに行けない奴は数で勝負しろ。

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