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【音楽とわたし】偶然なのだろうか

いつからだろうか。火曜日は天候がすぐれないことが多い気がする。気のせいかもしれないし、そうでないかもしれない。

さて、音楽。音楽は時に心に語りかけて来たり、感情を増幅させたり、前を向かせてくれたりする。

人生の中での、この曲が、どうしてこの時に?という不思議な出来事。

気になる曲

①OASIS「Whatever」

父が他界して、もうすぐ1年になろうという時期のこと。わたしは急にOASISが聴きたくなった。若い頃はずいぶん聴いていたが、このころは、それほどOASISに熱心ではなかった。

「Wonderwall」や「Go let it out」のPVをYouTubeで探して聴いた。

中でも胸に響いたのは、「Whatever」だった。繰り返し出て来る「free」という単語。いくら英語リスニングが苦手なわたしでも分かる、それは「自由」。

歌詞を詳しく知りたくて、翻訳しているサイトを探した。あの当時の自分が見つけたサイトが、どこなのかは分からないけれど、そこにあったのは「自分が何になろうが自由だ」というメッセージだった。

父が亡くなったことで、「死ぬ」ということを、よりリアルに感じるようになっていた。死んでしまったら、全てが終わってしまう。

例えば、死の床についた時に、(そういえば、ギターを弾けるようになりたい人生だった……)と思い返しても、何にもならない。

自分は、この曲を聞いて、「あ。ギターやりたいなら、やったら良いじゃん」と思った。

それで、体験教室に飛び込んだのだった。2016年の秋のことだった。

②グリーンデイ「Wake me up when September ends」

この曲は、なんとなくYouTubeで色んな曲を再生している時に出会った。若いカップルが恋愛を謳歌したり、すれ違ったり、戦争らしいシーンがあったりするPVだったので、そういう内容の歌なのかと思っていた。

ただ、曲そのものは好きで、いつか弾いてみようと思ってバンドスコアを買っておいた。

それを、思い立って、実際に弾いてみることにした。それが、今年の9月の終わり頃だったように思う。

アルペジオでしっとりと聞かせる部分と、力強いコード弾きで感情を増幅する部分がある。アルペジオむずかしい。ピックがあさっての弦を弾く。

ある日、なんとなく、実際の歌詞の意味合いを知ってみたいと思ってインターネットで調べてみた。そこには、この歌の背景も書いてあった。

グリーンデイのボーカルは、10歳の9月に父を亡くしており、その7年後にグリーンデイの前身となるバンドを結成したということだった。


よくよく思い出してみたら……。

私の父が亡くなったのは2015年の9月。つまり、7年前の9月と言うことになる。

どうして、今、この曲をやろうという気持ちになったのか。偶然にしては、タイミングが良すぎるような気もする……。

考えても意味ないと思いながらも、ものすごく気になってしまう。


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