今日のおべんきょ(のれん)

投資について私の個人的な意見を述べておりますが、特定の投資方法や銘柄を推奨するものではありません。投資の実行は必ずご自身の責任で判断されるようお願い致します。当noteの利用により、直接・間接的に関わらず何らかのトラブルや損失・損害等につきましては一切責任を問わないものとします。また本免責事項および当note掲載コンテンツや情報は、予告なしに変更・削除されることがあります。予めご了承下さい。

IFRS(国際財務報告基準)への対応 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)
のれんの償却におけるIFRSと日本基準の差異|アビタスコラム|IFRS(国際会計基準)を学ぶならアビタス/Abitus
SIGGの貸借対照表 - 4386 / ts / 情報・通信業 | バフェット・コード (buffett-code.com)

勉強のためにバフェットコードでSIGの数字眺めなおして、「のれん」について遂に勉強するため重い腰を上げる、ぼく。

「のれんとは、いわゆる取得のれんを指し、取得企業が事業を取得した際に支払った対価から被取得企業の識別された資産・負債の純額を差し引いたものをいいます。IFRS第3号(企業結合)によれば、のれんには以下のものが含まれていると考えられています(IFRS3.BC313)。

① 被取得企業の既存の事業における継続企業要素の公正価値(認識された資産・負債には個別に反映されていない、被取得企業が継続的に高い収益率を生み出す源泉。例えば、競合企業が容易に参加できない市場の参入障壁や能力の高い人材、カルチャー等)
② 被取得企業が取得企業と統合されることから生じる買収後のシナジー(取得企業が被取得企業の販売チャネルを用いて自社製品を販売することによる売上増加、あるいは、生産拠点が統合されることによるコストの削減等)」

なるほど。SIGが子会社を作っているから、そこで本来的な純資産よりプラスされた価値のことがのれんなのか。その会社の付加価値。ブランドだったり、人材だったり、と。
へぇ。よくそんな事も知らずに株やってるね、きみ。
だから損しかしてないんだよ?

「IFRSにおけるのれんは、米国基準と同様に非償却とされ、少なくとも年に一度の減損テストが要求されています。一方で、日本の会計基準では、のれんは20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって定額法その他の合理的な方法により規則的に償却するとされています。すなわち、日本の会計基準ではのれんは一定期間にわたり償却され、のれんの簿価が逓減していくのに対し、IFRSでは償却を行わないので、のれんの簿価は当初の金額のまま据え置かれます。企業を買収した後、取得企業の業績が悪化した場合、減損テストによって多額の減損損失が計上されることがあります。毎期簿価が逓減する日本基準の償却モデルと異なり、IFRSの減損モデルは、財務諸表の利用者が経営者の買収の成否や買収後のパフォーマンスを測定するために有効であると考えられています。」

つまり、これまで日本では20年の定額で償却がメインだったけど、IFRSでは償却されないからそのまま残ると。
東証のHPで一覧を見てみた感じだと、SIGGはIFRS採用してなさそうなので、のれん償却中だと。

「このような環境の中、当社グループは2030年に向けた長期ビジョンによりAI、IoT、クラウド及びセキュリ ティ事業の推進を今後の成長戦略として位置付けております。売上高は、M&Aの進捗に伴い第1フェーズの目標を 大きく上回る見込みではありますが、人材獲得競争の激化や物価高騰などを踏まえ、従業員の報酬水準の引き上げ への取り組みやのれん償却額の増加等により、営業利益は目標を下回る見込みです。」

2022年度最後の決算資料にはこの記載。
これって実際どうなんだろ?簿記三級程度の浅い知識だと、のれん償却で営業利益減らせるなら、見栄えは悪くなるけど税金取られにくくなる分お得だったりしない?
→調べたら「のれん」は節税効果ないらしい。じゃあまじで利益圧迫してるだけじゃん。やめろよ。

ってか全然関係ないけど役員報酬2021-2022に比べて2022-2023年で3800万円増えてんじゃん。株価あげてよ。なにやってんだよ。
2022-2023年の役員報酬が1億3328万?

4386 SIGグループ | 役員報酬 - 有価証券報告書-第32期(2022/04/01-2023/03/31)(2023/06/30 10:14提出) (irbank.net)
取締役2名 3000万/名
社外取締役3名 300万/名
??6900万円にしかならない??
ああ、連結だからか。でも子会社って

今の副社長の八田英伸が
Y.C.O
アクトインフォメーション
アクロホールディングス
の取締役兼任してるから。残りの6300万円も社長がもらってることにならない?解釈が違う?
→そんなわけなかった。世間知らず出してしまった。
会社案内 | アクロホールディングス AcroHoldings | ITトータルソリューション
アクロHDだけで取締役14人いるじゃん。

ただ、昨年度から連結だったのに、なんで役員報酬が突然1.3倍になってるんだ??
持ち分法による投資利益が4600万円増えてるのに、役員報酬が3800万円増えてるんだったらマジで意味なくない?売上高だけ上がって営業利益率悪くなる理由ここか?

数字をちょこちょこ見るようになって、今まで全然見てなかったんだなと痛感もするけど。見ても解釈があっているのかわからん。すごく見当違いな解釈をしている気がする。

なんかでも、わからないなりに数字見てあーだこーだ考えるの楽しいな。本当はこれ誰かとやりたいんだけど…一人だと正解もわからないし虚しくなりそう。(株クラでは「一人でできないんだったら株なんかやるな」「退場予備軍待ったなし」「群れないと何もできない弱者」とぼろくそに言われるやつ。)

今日はここまで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?