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供給制約時代に向けた窓口構築の3ステップ

人口の自然減少数が過去最大となり、皮肉にも少子化対策ならぬ少子化推進策の成果が目に見えて進んでいる日本。人口減少以上に生産年齢人口の減少が激化していく「供給制約」の時代に向けて、3つのステップで進めていこうと考えています。


ステップ1:「マイナス1」で回せるようにする

最初に結論を書きますが、シンプルに「1人足りなくても仕事が回るようにする」ことに尽きるかなと。私は役所で保育所の担当をしていますが、オンラインでの予約を呼び掛けてもまだまだ「飛び込み」でお客さんがやってくる状況です。

区役所には保育所選びの相談に応える子育て支援員(自治体によって呼び名が変わります)が配置されていることが多いのですが、ここの予約枠を支援員の数から1引いた数で設定しています。そうすることで飛び込みのお客さんが来ても対応できる形にはなっています。

ステップ2:予約なしのお客さんには待ってもらう

現状ではそれなりに予約にも飛び込みにも対応はできているので、特に問題があるわけではありませんが、今後は予約なしで来られたお客さんには空き時間まで待っていただく対応を進めたいと思っています。

これはなかなか覚悟のいる話にはなりますが、何人か実際に待たせてみたところ、特にクレームにはつながりませんでした。一般常識として、予約なしで窓口に行ったら担当者が別件で対応中ということもあるよね、という認識は浸透しているのだと思います。このへんはひょっとしたら年齢によって差があるかもしれませんが。

とはいえ数回でも成功事例を生み出せているので、今後待たされることについてクレームを入れてくる人が仮にいたとしても、「うちではそうしています。実際に過去にもお待ちいただいています。」と返せるので、これは使えるなと思っています。

ステップ3:お帰りいただく

今後チャレンジしたいと思っているのがこれ。予約なしで来られた方にはお帰りいただくというもの。これはかなりのチャレンジですが、何か月か準備を進めて実行に移していきたいと思っています。これができれば普段の業務計画が立てやすくなるので、ぜひとも進めていきたいところです。

おまけ

とまあこんな記事を書いていた折、なんと突然の担当替えが発生しました。通常なら4月1日に行われるものですが、かなり異例です。事情としてはおそらく私が次年度も同じ職場に残留すると見込んだ上司が、他の業務も経験させようと考えたのでしょう。

急に言い渡されてびっくりしましたが、新たな担当でも業務効率化を引き続き進めていきたいと考えています。

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