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安心して歩けるサンダルの選びのコツ

瑞浪市のYさんは靴を履くといつも小指側が痛くなってしまいます。お求め頂く靴の中敷きを加工し小指側の革を調整して「靴を足に近づけて」ご利用いただいています。「毎年暑い夏が続くので、今年はサンダルに挑戦してみたい」―そんなYさんのサンダルをお見立てすることになりました。

サンダルと靴の違い

日本の夏は暑さと湿度の高いのが特徴です。メッシュタイプ・パンチング(甲部に細かい孔がいくつも開けてある)タイプの靴もありますが、通気性を優先するとサンダルに軍配が上がりますね。サンダルにも靴と同様いろいろなタイプがあります。かかと部にヒールの取り付けてあるもの・つま先を細くしぼったシルエット等など何十種類何百種類とあります。でも、共通しているのは通気性を優先的にデザインされているので足を覆う箇所が少ないことです。

足に合っていないと起こしやすいトラブル

たとえば―
①ステップイン(足をつっかけるようにして履く)タイプのサンダルを選ぶと足が前滑りしやすく台座から足指が飛び出してしまうことがあります。指先を地面にぶつけたり台座の端でこすれてタコやウオノメになることがあるので気をつけましょう。
②接地面積の小さいヒールを選ぶと足のカカトがぶれやすいので疲れやすくなる。特にアキレス腱周りが痛くなる方もおられます。
③足幅部(足の幅の一番広い位置)にベルトを一本渡してあるサンダルは足幅が細いとブカブカして前へ滑っていきやすくなります。逆に幅広の足・外反母趾のように関節のつけ根が飛び出している足は圧迫を受けて痛みを感じることがあります。

足と相性のいいサンダルを選びましょう

こうしてみてもトラブルを抱えておられる方ほどサンダルは慎重に相性の良いものを選んだ方がよさそうです。
・カカトの高さは3㎝前後。出来れば靴底はフラットな方が足は安定します。
・かかと周りのベルトはマジックテープや穴あきベルトで足のかかとの幅に合わせて調節しやすいものがお勧めです。
・甲周りにベルトがついていると足首近くで足が固定でき、前滑りを防いでくれます。
・足幅に合わせて調節できるベルトタイプを選びましょう。マジックテープタイプなら外反母趾の方でも痛みを軽減できます。

小指に痛みの出やすいYさんには中敷きに調節を加えてお見立てをしました。「これなら、つま先も楽だし安心して履けそうですね」-今年の夏はサンダルがお仕事でもお出かけでも活躍しそうです。

夏はサンダルで気持ちよく過ごしたり、お出かけしたい…そんな方はこちらからご予約ください



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