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足に合った靴と正しい履き方

合わない靴を履くといつも腰からふくらはぎ・足が痛くなるHさん。今日は新しい靴を探しに来店されました。Hさんには15年ほどの長いお付き合いを頂いています。「ここで足に合った靴を履くようになって足が随分ラクになりました。でもちょっとズルした履き方をするとてきめんに痛くなっちゃう」―

足を支える構造の靴

足(くるぶしから下の箇所)は大小28個の骨が関節でつながっています。さらに足から上方に向かって太くて長い骨・細い骨の2本がやはり関節でつながっています。個人差はありますがこの関節の弱い人は体重が外にかかりやすく靴を履くとヒザや足首に疲れや痛みが出やすいようですね。以前のHさんはつま先がやや細めで接地面積の小さいパンプス系の靴を履いておられました。このタイプの靴は足首関節の弱い方にとってバランスがとりにくく疲れやすいと言えます。洋服とのバランスでこうした靴を履くことがあるなら、使用する時間配分を計算に入れたいですね。普段履かれるなら
・靴底がフラットで、ある程度のクッション性がある
・靴ヒモやベルトで足が留まりやすい
・かかと周りから土踏まずにかけて足がぶれない構造 の靴を選んでみましょう。

靴の履き方で履き心地は違います

せっかく足に合った靴を選んだのであれば、正しい履き方を身につけたいものです。まず、
①足を入れる場所(開口部)は大き目に広げます
②靴に足を入れるときは出来れば靴べらを使いましょう
(靴のカカトを踏みつけると破損して履き心地に影響したり、足のカカト部を傷つけることがあります)
③足のカカトと靴のカカトを床で「トントン」と合わせます
④靴ヒモやベルトを甲の厚みに合わせてしっかり留めましょう。

足は血流によってむくんだり縮んだりを繰り返しています。靴は足になじんでくると革が伸びたり靴ヒモの目がつまって全体にゆるくなってくることがあります。足、特に床に接する裏面は微少な砂粒が付着するだけで敏感に感じ取る場所です。ゆるめの靴を履いていると無意識のうちに足の指先に力を入れて踏ん張ってしまうので、足やふくらはぎが疲れたり痛くなることがあります。靴がゆるく感じたら足と靴のカカトを合わせ靴ひもを締め直したりベルトを留め直しましょう。

「やっぱり締め直すと履き心地がぜんぜんちがう。気持ちイイですね。これからは小まめに調節します」―新しいプリント柄の夏靴が手に入ったHさん、今年の夏はさらにお出かけが楽しめそうです

どんな靴を履いても履き心地が良くない、足が痛い…そんな方はこちらからご予約ください

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