見出し画像

足に優しいパンプス選び

2月に相談に来られたYさんから再注文のお電話を頂きました。「以前買わせていただいたパンプス、痛みもなく快適にお仕事させてもらっています。履きかえ用にもう一足用意したいと思いお電話しました」―Yさんはずっと以前から外反母趾を抱えておられました。今から5年ほど前にネットで検索して三喜屋のホームページにたどり着きましたが当時は痛みを感じることなくお仕事をされていたそうです。

パンプスでのお仕事

ところが今年から配置換えが行われ、パンプス履きでのお仕事に代わりました。今まではスニーカーでの裏方仕事だったため急きょ近くの靴屋さんでパンプスを購入し新しい部署のお仕事に就かれました。ところが―「一日8時間、休憩時間を挟んでほぼ立ちっぱなしの仕事です。昼過ぎ辺りから外反母趾の辺りがジンジン痛くなってきます。つま先は靴のカベにぶつかってキツイしふくらはぎもつっぱった感じ。たまに歩くとかかとがプカプカして、歩きにくくてたまりません。こんな状態では仕事も手に着かないし、ほとほと困っている時に三喜屋さんのお店のことを思い出しました」

足合わせが難しいパンプス

パンプスは
・開口部(足を入れる履き口)を広くとって、足が入れやすい構造になっています。
・かかと部に3、4㎝(またはそれ以上)のヒールが取り付けてあります。
さらにたいていの方は化繊系のストッキングを着用してパンプスを履かれますね。ストッキングはツルツルしているので、ヒールを取り付けた傾斜面の中敷きに足を載せると、足は前へ滑ってしまいます。靴は壁と天井に覆われていますので、前滑りすると足指が靴の壁面にぶつかりつま先を傷めることがあります。また、上方に折れ曲がって天井でこすれタコやウオノメができてしまうこともあります。Yさんの場合外反母趾を抱えておられます。「幅の広い足なので、広めの靴を選んでいました」とおっしゃっていました。足幅に合わせて靴を選ぶとサイズは大きくゆるくなりさらに足留まりが悪くなって痛みの解決にはつながりません。

痛みを軽減するパンプスを選ぶには

外反母趾などのトラブルがある場合、次のようなパンプス選びをすると痛みの軽減につながることがあります。
・ヒール部:高さは3~4㎝くらい、接地面のやや大き目な方が足は安定します。
・足首周り:甲周りとかかと周りで足を固定できるパンプスを選びましょう。前滑りを起こしにくくなります。
・土踏まず部:体重をかけた時、足のアーチを適度に支えてくれる構造になっていること
・つま先:指先から靴の壁面までに1~1.5㎝ほどのゆとりをとります。つま先全体のシルエットも足指を締め付けない程度のデザインがお勧めです。
・靴幅:特に外反母趾等痛みの出やすい関節部については部分的に革を伸ばしたり、中敷きで調整します。
Yさんのパンプス選びもこんな条件を取り入れて一足目をご用意しました。「交互に履きかえれば、靴のムレ対策にもなると思っています。これからも快適にお仕事できるようもう一足が出来上がるのを楽しみにしています」―
Yさん、お渡しに数週間頂きますが、もうしばらくお待ちくださいネ

Yさんのように足に合ったパンプスで快適にお仕事がしたい―そんな方はコチラからご予約ください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?