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疲れを薄めに、夜の川へ行く

仕事が終わると22:30で、そこからおもむろに夜の散歩にでかけることとなる。僕の仕事の時間は、クライアントとの1on1がほとんどで、やりがいがとてもあって嫌だと思ったことはないが、集中するほど疲れもする。

終わった後は、脳が、熱を持ったパソコンが回転音を発するような状態になってしまうので、ただちに夜風に当たる必要がある。

21:30-22:30の最終セッションが終わり、Zoomがすとん、と落ちたのを見届けて、マウスでカーソルを画面の右上に移動させると、Macがしゅん、とスリープする。そういう設定にしてあるのだ。耳にかけていたオープンイヤーのヘッドセットを外し、充電コードにつなぐ。

そして、Apple Watchを腕に巻き、AirPods Proを耳に差し、上着を手に取って家を出る。さいきんは気温の上がり下がりが激しく、防寒の度合いも変わってくるから、何を着るのかが難しい。選択を誤って戻ってくるのはめんどくさいから、けっこう真剣に、でも短時間で、着るものを考える。

そして、家の周りをたらたらと歩く。さすがにこの時間に外を歩いているのは帰り道と思われる会社員くらいだ。すこし経つと川にあたる。

水が大量にある場所に行くといい。そんなようなことが、いつぞやのしいたけ.占いに書いてあってからというもの、仕事のきりがついたら川を目指して歩くようになった。

海もいいが、手頃な海が近くにないので、見慣れた近所の川に来る。それでも、人工物ではない「自然」に物量で圧倒されるのは、なにかしら悩みが解決することはないが、薄まる感じがある。

ひとしきり歩いた後、ベンチに腰掛けて、麻雀アプリの三人麻雀を1ゲームだけやる。ときどきは、あるいて5分ほどのコンビニに出向いて棚を物色し、ふさほど必要ではないものを買ったりしていると、だんだん気持ちがほぐれてくる。

この夜さんぽが、すっかりルーティーンとなった。とてもしっくりきているが、だからこそ雨の日は困る。お酒は家では飲まないし、お風呂はのぼせちゃうから長く浸かれない。

他の人の仕事終わりの「チル手段」を聞いてみたい。

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