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たった一人を振り向かせること

ここ数年、ずーっとモヤモヤしていたことを、見事に言語化してくれるような本に出会いました。

この本、めちゃくちゃおもしろかったです!
読みやすくて、ユーモアがあって。

きっかけは、ことばと広告さんのこちらの記事。


まず、この本の最初にあった一文に首がもげるほど頷いてしまいました。

ここで君に質問。
ビジネスの世界が、「何かヘン」になってないですか?
なーんとなく気持ち悪く、ない?

わ・か・る!

たとえば、私は2人暮らしなんですね。
アパートにはうちと同じように、1人か2人暮らしの20代〜30代の人が住んでいます。

立地や間取り、家賃を考えても、うちのアパートにはお子さんがいる家族は住まないと思うんです。

なのに、ポストにはしょっちゅう「子供向けの習い事」に関するチラシが入ってるんですよね。

これを投函している人は、一体誰なんだろう?っていつも疑問でした。
何を根拠に、このアパートにこのチラシを投函してるんだろうって。(数撃ちゃ当たる作戦?)

仕事でも感じることがあります。

イベントをやるたびにチラシを刷ってるけど、配りきれなくてゴミになってるよなーって。
たとえ無理やりお客さんに配ったところで、どれだけ効果があるの?って。

あ、そうそう、SNSで最近見かけて、すっごく嫌な気分になったものがあります。

ショート動画で、なんにもおかしいところがない映像に「これ、やばくない?気づいた?」とか字幕をつけるやつです。(おかしなところがあったとしても、そんなやばくない)

見た人はもちろん、おかしなところが見つからないから何度も見ますよね。それが再生回数になるんです。

いや、アホかと!(笑)

Twitterの「○○と、○○と、いちばん大事なことはプロフの一文。」みたいなやつもそうですよね。

・・・ちょっと本書の話からそれちゃいました。すみません。

でもこんな感じで、「なんか気持ち悪い」っていうビジネス?集客?が横行してますよね。

とにかくなんでもいいから、こっちをみて!
っていう感じの。

その違和感に対して、「そうじゃなくて"たった一人"を振り向かせるんだよ」という話を、この本では説いてくれています。


この本、ビジネスにおけるマーケティングにはもちろんですが、noteでの発信にも役立つ本だなって思ったんです。

たった一人の読者を振り向かせるには?
自分の発信の「コア」はなに?
お客さんは「変化」と「解決」を求めてるよ。
自分が伝えられることで、お客さんが得をする情報は何?

などなど、とにかく書き出したら止まらないくらい、noteでの発信にも通じることばかりです。

一度読み終わったんですが、これからノートにメモしながらゆっくり読み直そうと思ってます。

この仕事、ホントにお客さんに届いてんのかな?」っていう疑問を、一度でも持ったことがある人。みんなに読んでほしいなぁ。

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