アマゾンの財務分析

1.遵守事項

(1)金融商品取引法に関すること

有償、無償を問わず、有価証券およびその他の証券の価値判断の提供、個別銘柄推奨、インサイダー情報の提供、相場操縦といった不公正取引にかかる行為に関与しないことを誓約致します。有償による情報提供の意図はなく、投げ銭はお控えいただきますよう、何卒宜しくお願い致します。

金融商品取引法に定める「投資助言・代理業」、その他の金融商品取引業者としての登録を要し得る行為を行わないことを誓約致します。無登録営業の撲滅を切に願っております。

投資判断にあたっては、自己責任であることにご留意願います。

(2)著作権に関すること

情報の引用においては、必ず引用元を示します。

有料記事については、リンクの掲載を行うことはありますが、発行元の許可を得ることなく記事の内容、図表などの掲載は行わないことを誓約致します。また、無償のレポート等における引用においては、著作権法に定める「引用の要件」を遵守し、無断での転載・複製を行わないことを誓約致します。

(3)その他

こちらの記事は、国内外の上場企業をテーマに上げることもありますが、あくまで産業や企業を分析することを目的としており、株価の検証を行うことを目的としておりません。

また、株価や投資判断(売買タイミング、強気、弱気等相場の見方等)にあたってのご質問についてはお答えすることができませんことをあらかじめご留意願います。

2.前回までのポイントおさらい

★B/Sを確認するポイント★ 

(1)総資産、純資産の推移を把握
(2)金額が大きい勘定科目に注目
(3)前期と比較して金額の変動が大きい勘定科目に注目
(4)減損する可能性がある資産をイメージしよう
(5)その資産が、負債・純資産のどの勘定科目から調達(紐付き)されているかイメージしよう 
(6)運転資金を理解しよう

「運転資金=売上債権+棚卸資産-買入債務」
・売上債権:売掛金、受取手形、電子記録債権
・棚卸資産(在庫):商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品、未成工事支出金、販売用不動産
・買入債務:買掛金、支払手形、電子記録債務

3.Amazonの財務諸表を見てみよう

(Amazonの2022年度1Qの10ーQをもとに、筆者が一部編集)
はじめに、過年度のトレンドを見てみましょう。

◾️ ①Amazonの決算推移

赤枠の営業キャッシュフローは減少の傾向がありますね。
その原因に一端として黒枠の営業利益の減少はあります。
ただし、それ以外の要素を抑えることが、Amazonの財務分析には欠かせません。

黄色枠は固定資産投資です。物流施設、輸送用機械、データセンター(サーバー含む)への投資については、営業キャッシュフローの減少傾向の中でも、厭わず拡大していることが確認できますね。

結果的に、緑枠のフリーキャッシュフロー(営業キャッシュフロー − 投資キャッシュフロー)のマイナス額も拡大していますね。

■Amazonのセグメント実績(直近決算、10ーQより引用)

■AmazonのC/F(直近決算、10ーQより引用)

■AmazonのB/S(直近決算、10ーQより引用)

■AmazonのP/L(直近決算、10ーQより引用)

■次Qのガイダンス


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