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重ねることで完成する一輪のバラとぷっくりとした猫のシルエットを入れた結婚指輪

鶴(mikoto)で制作させていただいた 結婚指輪 をお客様とのエピソードとともにご紹介いたします。

【リング詳細】
結婚指輪:フルオーダーメイド
素材:ホワイトゴールド(K18WG)
フォルム:S字多面体ウェーブ
テクスチャー:鏡面仕上げサテン荒
リング幅:3.0mm・2.7mm
刻印:レーザー刻印No.8
宝石:ペリドット

”猫をモチーフにした結婚指輪にしたい”とご来店時にはご希望のイメージをお持ちだったお二人。

デザインを実際にどのようにしていくのか、アトリエにご用意のあるサンプルリングをご試着していただきながら具体的なデザインについてお話しさせていただきました。

たくさんのサンプルリングをご試着していく中で、お二人のお好きなデザインは鎚目のような指輪の表面に凹凸のあるヴィンテージ風なデザイン。

表面に加工が施されているような、味わい深いデザインを実際に手によく取られていました。

2度のお打ち合わせとLINEでのやりとりなどを重ね、お二人の結婚指輪はウェーブを描く多面体の形をベースに猫のシルエットを入れて制作を進めていくことになりました。

最初にイメージされていた猫のシルエットは2匹がじゃれて向かい合うようなイメージでしたが、お二人が実際に飼われているという猫ちゃんの写真から2匹でハートを作る2本で1つのデザインを作るものへと変化していきました。

結婚指輪の本制作に進むにあたり、一度試作リングを制作して実際にどんなふうになるかを確かめていただいたお二人。

試作リング制作中にもたくさん悩まれていたお二人は、もう1つ新たなデザインにて試作リングを制作させていただきました。

2回目の試作で生まれたデザインは本制作のデザインとなりましたね。

一度目の試作リングよりもネコのシルエットをはっきり見せたいとご希望をいただき、周囲を彫り込んで影を作り、より立体的に。

猫のシルエットは女性のイラストをもとに職人が作り上げたものです。

シルエット部分のみ鏡面仕上げにしたのは、ベース部分に施したサテン荒加工との違いを出してシルエットをはっきりと見せるようにしたこだわりのポイントです。

中心には女性に書いていただいた薔薇のイラストを、2本重ねた時に現れるようレーザーでお入れしました。

薔薇の葉の部分にはお二人の記念日にちなんだ8月の誕生石であるペリドットを留めています。

今回ご試着は、ご自宅にて行っていただいたため写真やLINEでのやりとりで細かな部分のお打ち合わせをさせていただきました。

実際に制作途中の写真を見ていただき、お二人のイメージとの齟齬がないかを一つずつ確かめていく過程もとてもワクワクするものでした!

実際に仕上がりがどうなるかなど、イメージしにくい部分がたくさんあったと思いますが、いつもとても丁寧にご対応いただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ご納品の際には店頭に受け取りにいただいたお二人。
お久しぶりにお二人にお会いすることができ本当に嬉しかったです!

完成した指輪を見ていただいた際に
“すごい!可愛い!”
と喜んでいただけて安心いたしました。

ご納品日は実は女性の誕生日でもあり
“最高の誕生日になりました!”
とメッセージもいただき私自身とても幸せな1日となりました!

お二人のこだわりがギュッと詰まった結婚指輪、とてもお似合いでしたよ!

先日メンテナンスでお会いした際もとても仲睦まじく
指輪を愛用してくださっていることを伝えてくださって
とても嬉しい気持ちでいっぱいでした!

今後とも末永くお幸せに!

鶴(mikoto)代官山アトリエ
プランナー:尾崎




 

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