川上弘美『真鶴』を読む。主人公の周りにしか焦点が合っておらず、題名にもなっている実在の町がゆらゆらとしか描かれていないのが気になる。私が先月訪れた真鶴町では、初対面の方とよく喋った。地元のコーヒーが美味しかった。坂のきついあの町の、まだ歩いていない道を歩きにまた訪れるつもりだ。

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