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繰り返し見る夢

☆今日は私が体験した怪談ぽい話です。怖い話の嫌いな人はまた別の日にお会いしましょう。

おじさんがくれた人形

その人形は,顔と手と足先がソフビになっていて,あとは,体などが布で縫い上げてある昭和の人形だった。
髪は金髪でクリンクリンで,服はレースと花柄を使った可愛いものだった。もらったあと,部屋に飾ってあったが,ある時から,夢の中に人形が出てくる。もらった人形と顔は違うが,体は布で中に詰め物があって,関節には詰め物がない。顔は無表情な人形。服は着てない。でも,なぜか,足元や身体にまとわりついて,怖い。

レースの大きなリボンの蝶々が,その人形の周りにたくさんヒラヒラ飛んでいて,顔は違うのに,もらった人形と重なる。
日頃,あんまり人形とかで遊ばないのにどうして出てくるのかわからない。
無表情の人形の女の子が遊んで。というように近寄ってくるのが怖い。その夢を繰り返し,繰り返し見るのだ。
見たくないのに。

私は直接,その人形をくれたおじさんを知らない。
母方のおばの店によくきていた,個人商店のおもちゃ屋さんだった。ある時に,私とおばの娘に人形をくれたらしい。
その人は,タイミングが悪く,大量生産大量消費の時代に入りかけた頃に商店街に店を立ち上げた。
郊外に商業施設がたくさん出来て,結局お客さんが入らず,潰れてしまった。
真面目な人だったので,いろいろ思い詰め,しばらくして,ガス自殺してしまったと聞いている。

夢がそのおじさんと関係あって,子供が好きだった人なのか,自分が選んだおもちゃで遊んでいる所を見たかったのか,人形が繰り返し夢に出てきた意味は私にはわからないが,母親にもらった後のおじさんの経緯を聞いて,怖くなって,人形はそっと大人に,わからないように捨てた。


世界の終わりと廃墟のプール

 

この夢はまだ終わっていなくて、たまにまだ見る夢。
人がいない,廃墟の大きな流水プールの真ん中で,私が立っていて,なぜかわたる橋もなければ,ボートもない,確実に,死んだ虫がたくさん浮いてるプールの水の中に降りて,渡って,向こうに上がらなければならないという強迫観念に取り憑かれていて,中に入る日もあれば,入らない日もある。
私は,カブトムシやクワガタは平気だけど,ゴキブリやゲジゲジ,ムカデ,イモムシ,タガメ,カマドウマとかは苦手。そういう虫がいっぱい浮いている。浮いているというより,虫のつまった流水プールみたいになっている。

どうして,何度も何度も見るのかわからない。
忘れた頃に見る。

リミナルスペースみたいな場所。

近い将来の地球の未来?

昨今の世界情勢をみているとあながち,ただの夢で終わらない感じもするが,そうでない事を祈っている。


最後まで,記事を読んで頂きありがとうございました😊また,もし良かったら,遊びに来てくださいね!