2023
数年後、見返した際に、「そんなことがあったな」とか「当時はそこに関心があったんだ」と思い出せるように、この文を残しています。
また、インターネット上に最近投稿することもなくなり、お世話になった人に間接的に近況を共有することもなくなったので、こちらで色々と書いていきたいと思います。
2023年は、登山も仕事も顔が青ざめるような局面に何度も直面し、緊張感のある中で「型」を身につけるプロセスがありました。
結果的に、楽しく感じる場面が広がり、天気でいうと晴れマークの気分で、キーボードを打っています。5つの切り口で今年をまとめてみました。
登山の記録
登った山々を、それぞれ1枚の写真をピックアップして書いています。リンク先に他の写真も掲載しています。
その他写真
印象に残っている写真を貼り付けています。
趣味の変遷
印象に残っている趣味の出来事を書いています。
世界遺産「熊野古道」を山歩
パーティーを組んだ登山、山小屋泊の増加
読み返したい本
印象に残った本を3冊あげています。それぞれの紹介の最後に、読み返すといい場面を自分に向けて書いています。
内容もさることながら、著者のリフレーミング技術、そして集合知の活用力に感動した一冊。フィルターによって情報は1000分の1にまで取捨選択され、捉え方も価値観や信念によって癖が生まれる。このような脳の性質がある中で、性質を理解しないまま情報の海の中で生きていることに対する問題意識から、著者は本を執筆したと感じました。
独自の視点が形成された過程の描写と、先人の知見を巧みにまとめたこの本は、お手本になると思います。探究することに焦りを感じ始めたら、ここに立ち戻ることをおすすめしたいです。
意図を汲み取る力に課題を感じていた時期に、たまたま会社で見つけ手にとった本です。他者の深い洞察の理解がいいものを作り上げる際に欠かせない場面で、この本は役立ちました(仕事の大半はそれ)。
同じような状況で、思うように進まないと感じ際には、『まず、ちゃんと聴く。』とあわせて読み返すことをおすすめしたいです。
半年間かけて読み終えた本でした。日々の生活においても、登山中に感じるような、感動する景色の出会いやそれを味わうことのコツを学んだ気がします。一週間を思い返した時に感情的な記憶が薄れていると感じたら、この手の本をじっくり読むことをおすすめしたいです。
検証したい仮説
翌年も活用したい(検証したい)と感じた、気づきを書いています。
思い浮かんだのは、この地図。自分や他者の体験を観察する中で、バイアスを客観的に捉え、それをうまく扱えるかどうかが、仕事の質に大きな影響を与えると感じて、作りました。来年は、この地図を更新しながら、定期的に眺め、現在の位置を捉えていこうと思います。
検証事項と大事にしたいことを、備忘録として書き留めます。
価値観や信念が異なる人が多数在籍する環境では、自身のバイアスを客観的に捉え、うまく扱えなければ、優れた能力(特徴)を持っていても活用できない。その結果、仮説の精度や意思決定の実現性が下がり、仕事の質も下がる。
一方、バイアスを自覚し、自他をゆるせる域まで辿り着くと、肯定的な目で事象を観察する頻度が増えていき、自他ともに特徴の理解が深まる。どこで何をどのように依頼する(依頼される)と、特徴が活かされるのかまで解像度を上げることができれば、仕事の質は上がる。
また、仕事の質だけでなく、依頼を引き受けてくれた方からも、「このプロセスは、楽しかった」といったポジティブな声が上がる。
その人らしさの尊重と生産性(仕事の質)の両立とは、高尚なものではなく、日常の仕事から体現できるかもしれない。複数人で成し遂げる場面では、一人ひとりの特徴や特徴が活かされる場面の理解を深めながら、仕事を依頼する。また、依頼を引き受けてくれた方に対して、満足度(楽しさ度)をヒアリングし、両立の質を高めていきたい。
締め
時間の余裕が生まれる年末年始。自分がどこに向かって歩んでいるのかをはっきりさせたいと焦る気持ちがこみ上げながらも、どこか違和感もありました。
舵を大きく変えて4年目を迎える一方で、未知領域の多さや日々ぐるぐる変わる環境に、作りたい世界観とキャリア形成の両立ができるのかと不安が生まれていたんだと思います。
そんな時に、半年に一度のペースで受けているコーチとの対話で、焦りや違和感が昇華される体験がありました。そこでの気づきは、また迷いが生まれた時にきっと役に立つと思うので、最後に残しておきます。
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