※先に謝っておきます。上遠野浩平先生、ごめんなさい。 ラノベ天狗の問題は、俺にとって頭の痛い問題ではある。 何しろ、〝正義の味方〟だ。 さまざまな言説が気ままな突風のように吹き荒れるインターネットにあって、正義なんてのはあくまで相対的なものにすぎない。要は誰にとって正しいか、ということでしかなく、誰もが納得する絶対的な指針なんて結局のところどこにも存在しないのだ。 それはそれ、これはこれ、あなたのライトノベルだと思うものがライトノベルです……ただし他人の共感を