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公園の街灯(詩)

あの日
布団の上で
小さな窓から見えた
公園の街灯
わたしには とても綺麗にみえた

ある日
布団の上で
小さな窓から見えた
いつもより 早くついた街灯
わたしには とても綺麗にみえた

ある日
細かい何かが 落ちてきた
小さな窓から見えた
街灯に照らされる 雪だった
わたしには 眩しいくらいだった

ある日
部屋も外も暗い中
小さな窓から見えた
街灯を優しく包むような雪
絶望感と対比するような光景

ある日
布団の上で
もがく自分と
小さな窓から見えた
歪んだ、街灯と雪

ある日
その部屋を片付けた
小さな窓から見えた
街灯の灯りはない
雪がとても積もっていた

毎日 寝る前に
布団の上から
そっとカーテンを開ける
公園の街灯を見てから
寝床につく

いつもと変わらない
公園の街灯
どんな心空でも
変わらず、照らしてくれた

街灯の光
とても、大切だよ
起き上がることができたのも
きっとあなたのおかげ

比較対象は あの日
心が上か下か
さらに最深部か 
考えるだろう

わたしは、あの日みた景色を
忘れることは ないだろう

(おしまい)
©️七沢 心空


絶望 無気力 パニック
あの日
受け入れられなかったのか
心身ともに疲れすぎたのか
それはわからない

色々な出来事や
人のせいにした
言い訳だって
それをしたところでどうしようもない

置かれている自分の状況で
生きていかなければならない

そのために
「できること」をしてみよう
そして、人に頼ること
「助けて」と言えること
それが大切

一人じゃ何もできないもん

あの日から
片手分の月しかたっていない

あの日よりマシ
そう思える日々が1日でも多く来ますように