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[後編]ケニアSAFARIツアー ~アンボセリ~

6泊7日のケニアサファリツアー。前回の投稿では[前編]としてマサイマラ▶▷ナイバシャでの旅をお伝えしました。https://note.com/milele/n/ndff6c7174bf3

今回は[後編]としてアンボセリ国立公園の様子をお伝えします。
こちらは2017年に続き2度目の訪問。今回は贅沢に3泊4日過ごしました。
しかし「慣れ」というのは本当に恐ろしいもので、サファリツアーも終盤に差し掛かるとあれだけはしゃいで撮っていた写真もさほど撮らなくなってしまします。サファリあるある。でも後から写真を見返すと「あれ?後半少なくない?」とかなり後悔するので、みなさん訪れた際にはぜひたくさん撮ってくださいね!

アンボセリはマサイの言葉で「salty dust」。塩分を含んだ砂埃という意味です。その名の通り白っぽい土。キリマンジャロ山からの乾燥した風が吹きつけるエリアなので、砂埃がとにかくすごい!至る所で竜巻も起こっています。

立ち上がる2本の竜巻
強い風にじっと耐えるゾウ。奥にはやはり竜巻が。

乾燥激しく、草は枯れ、餓死したであろう草食動物も結構いました。強い日差しの中でじっと耐えるように立ち尽くすゼブラや休むヌーたちを見て勝手に心が痛みました。
ちなみにゼブラは常に立ち続けています。横になっているのは見たことがありません。一方ヌーは地面に体を付けてお休みする姿もちらほら。「なぜゼブラは立っていて、ヌーは横になっているのでしょう?」というスーパーガイド・オポンドさんからのクイズ。なぜだと思いますか?
「ん~シマウマは草食動物だからライオンとかに襲われないよう、いつでも逃げられるようにするため?」

「それもあるかもしれないけど・・」とした上で正解は・・・

ゼブラはご存知、白と黒のストライプ模様。白い部分で太陽を反射できるので直射日光の下でも暑さから身を守ることが出来ます。一方ヌーの体は茶色のため太陽の熱を全身で吸収してしまいます。体を土で冷やすために横になるのだそうです。なるほど~。

豊富な湧き水も

そんな太陽の日差しと乾燥が激しいアンボセリですが、一方で意外にも湖があります。キリマンジャロ山から降りてきた豊富な湧水をたたえるアンボセリ湖。まさに乾燥地のオアシスです。

キリマンジャロ山からの湧き水による湿地帯
フレッシュな草と水を楽しむゼブラ

ちょっと移動してここにくれば水も飲めて草も生えているのに・・さきほど見た乾燥した厳しい場所で生き抜く動物たちに教えてあげたくなります。
自然というのは「来るもの拒まず、去る者追わず」ではないですが、本当にむきだしのまま、そこにありのままの姿で存在している。という感じです。

この湖ではピンクフラミンゴや、気持ちよさそうに水浴びするゾウを見ることが出来ます。

キリマンジャロ山とアンボセリ湖
ピンクフラミンゴ。食べているプランクトンの色素でピンク色になるそうです。
食事中のヌーとカバ
泥遊びするハイエナ。実は可愛い顔立ちです。
沼に思いっきりダイブして水遊びするゾウの親子

眠くなったら寝て、暑くなったら水浴びして、お腹空いたら食べる。厳しい環境で生き抜く彼らの生活は本当にシンプルです。

アンボセリの醍醐味!

アンボセリの絶景と言えばなんといってもキリマンジャロ山!

Mt.KIRIMANJARO

標高5895m。ケニアの隣国タンザニアにあるアフリカ最高峰の山です。山脈を属さない独立峰としては世界で最も高いとされています。さすがアフリカ。誇り高き孤高の山といった感じです。日本人には馴染みのある山頂の形。ちょっと富士山に似ていますよね。親近感♡

山頂は2.5㎞のカルデラ

キリマンジャロとは「白く輝く山」という意味だそうです。現在は山頂の万年雪はかなり少なくなりましたが、昔は常に深く雪を被っていたことが名前から分かりますね。

タンザニアのモシという地域から見たキリマンジャロ山。2017年撮影。
こちらは飛行機でタンザニア入りした時の上空からの写真。雲より遥かに高いです。

昼間は雲がかかることがほとんどですが、サファリドライブの朝と夕方はその姿をはっきりと拝むことが出来ます。その雄大さには本当に圧倒されます。

朝方6:30のお姿。
日が昇るにつれ空の色の変化。自然の美しさです。

もちろん大平原の朝陽&夕陽も楽しんできました。

地平線から昇る朝陽

アフリカ屈指のゾウスポット!

アンボセリは真近でたくさんのゾウを見ることが出来ます。
今回、ここアンボセリで一生忘れられない、自分にとってベストシーンがありました。オレンジに燃える夕陽とゾウ。そんなとっておきのシーンがこちら。

黄金の夕陽の前を横切るゾウ
彼らが密猟などの被害なく平穏に暮らせますように。

地球にこんなに美しい場所・光景があるんだ・・とまさに息を飲む、、いや呼吸さえ忘れるほど神々しい景色でした。

ホテルステイ♪

アンボセリでの滞在はマサイマラで泊まったホテルと同じ系列のAMBOSELI SERENA LODGE(アンボセリ セレナロッジ)。マラセレナの装飾カラーがイエローとブラウンなのに対し、こちらは『パープル』がイメージカラー。神秘的な雰囲気が漂います。部屋の壁には動物が描かれており、お客様を楽しませてくれます。

こちらのホテルの素晴らしいところはお庭でコーヒーやチャイが飲み放題なこと!マーブルケーキも。お部屋ではなく、広い空間で鳥の声を聴きながら温かい飲み物がいただけるなんてホスピタリティ最高です!

小腹が減っていても減っていなくてもついつい食べちゃうケーキとチャイ
お庭からの解放感タップリの景色!

そして夜のお楽しみはやっぱり焚火。なんとホテルのすぐ横をゾウさん達が水場へと移動するのが見ることができます。暗がりをのそりのそりと、でも1歩1歩しっかり歩む姿にはたくましさを感じます。

夜は冷えるので焚火の温かさと煙が染みます・・

眺望も楽しむ!

冒頭で紹介したサファリあるある。もはやサファリドライブも「いつも通りの景色」に感じてしまう旅終盤。3日目の朝食は気分を変えて!ということで、小高い丘のObservation Hill(展望台)でいただくことに。前夜にお願いしたにもかかわらず、ホテルの方が朝のドライブ前にパンやソーセージ、フルーツなどの朝食をボックスに詰めて持たせてくれました。丘からはゾウやダチョウを眺めることが出来ました。ダチョウのオスがメスに求愛ダンスをする貴重なシーンも。

展望台からはこーんな眺め!
展望台でホテルが準備してくれたブランチをいただきます
今回のツアーでご一緒したみなさま
青空背景にこんな写真も!


マサイ族じゃなくても迫力のジャンプ!
カップル成立。メスが茶褐色、オスが黒色の羽です。

一口に『サファリ』といってもエリアによって見れる景色や醍醐味は全く違います。それでも共通して言えることは野生動物のたくましさ、賢さ。自然の美しさ、厳しさ。何度言っても感動するし、何度でも行きたくなる魅力あふれる場所です。

マサイ族の村訪問

アンボセリではマサイの方々の村のお邪魔し、牛さんをさばくところ、ビーズブレスレット作り体験、火起こしなどなど生活を見せていただきました。なんと夜には焚火を囲んで『飲み会withマサイ族』をするという貴重な機会も!

明かりのない村で焚火を囲んでマサイ族と飲み会

そして今回のツアーのメインイベントである、HISさんのクラウドファングによってマサイの村に完成した教室のオープニングイベントにも参加してきました。
マサイ村での心に残る体験はまた次回。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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