Gentle parenting:怒らない子育てとは
3歳の息子、0歳の娘を育てている育休中ママです。
2人育児が始まってから、前よりイライラすることが増えました。息子はイヤイヤ期&赤ちゃん返りの真っ只中。自分の思いどおりにならないと、怒ったり泣いたりすることがしょっちゅうです。
当初は「ため込むほうがよくない!」と思って、私も普通に怒ってました。が、それが息子には逆効果。余計に激昂して癇癪を起こし、その泣き声を聞いて娘も大泣き…。私も心がざわざわして、恥ずかしながらトイレに籠もって泣いたこともあります。
人によるかもしれないけど、怒るとすごく疲れません?特に平日夜はワンオペなので、最初の頃は毎晩クタクタになっていました。これが明日も明後日も続くのか…と絶望していたときに、"gentle parenting"という概念に出会いました。
初めてこの言葉を聞いたのは、ずっと愛聴しているポッドキャスト『バイリンガルニュース』。"Gentle parenting"を実践中というMamiさんの番組内での説明がとてもしっくり来たので、日本語で要約して紹介します。
子どもを一人の人間として尊重する
子どもの感情を否定しない。共感し(empathy)、受け入れたうえで(validation)、行動について線引きを示してあげる。
例えば、子どもが怒って親を叩いたとき。ただ「怒らないで」と叱るのではなく、「怒るのは悪いことじゃないよ。でも人を叩くのはダメ」と声をかける。まだ幼いから、ただ知らないだけ、もしくは忘れているだけ。だから親がしていいこと、してはいけないことの線引きを教えてあげる、思い出させてあげればいい。
「ダメなものはダメ」と上から押さえつけたり、恥や罰を与えたりはしない。「そうだよね」と共感を見せつつ、説明して、納得してもらうことが大事。
まずは自分の感情に対処する
線引きを示す際に、親が怒っている必要は全くない。子どもをコントロールしようとするのではなく、まずは自分の感情にフォーカスして、先に冷静になる。
「子育てというのは、子どもが何をするか、何を言うかではなく、自分がどう反応するか」
自分の中に怒りが沸き上がってきたら、子どもに「落ち着きたいから、少し時間をちょうだい」と言えばいい。大人だって感情を抑え込んだり、否定したりしなくてもいい。自分の感情を観察し、自覚する(mindfulness)。自らがロールモデルになって、感情に対処する方法を子どもに見せられる。
いかがでしょうか?このようなアプローチが存在していて、体系化されているということを知れただけでも、私にとってはとても価値がありました。
1つ目のempathyとvalidation。この2つだけを念頭に置いて子どもと接するだけでも、違いを感じます。これが赤ちゃん返り中の息子には効果大。関心が自分に向いていることで満足し、ケロッと機嫌がよくなることが多いです。
2つ目のmindfulness。もし子どもが感情を抑えられなくなって、私も心が穏やかでなくなってきたら、他の作業を全部止めて、じっと2人でハグをすることにしています。その間に、先に自分が冷静になる。すると、イラっとした原因のはずの息子の言動について「まぁいいか」と思えるように(笑)結局は自分の気持ちの問題なんだなあと。息子もしばらくは泣いたり怒ったりしていますが、徐々に静かになって落ち着いてきます。
というわけで、gentle parentingってすごい!!と感服し、インスタグラムで"gentle parenting"をハッシュタグフォローしてみました。専門家や関連団体の投稿をたまに見て、自分を鼓舞しています。ただ流し見しているだけだと忘れちゃいそうなので、このnoteに翻訳して載せたいなと考えています。
子育ての方針や姿勢っていろいろあると思いますが、育休中の今こそ、実験だと思って試行錯誤してみたいと思います。
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