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雑節。〜二百十日〜

今日は二百十日にひゃくとおか
二百十日は雑節のひとつです。

雑節とは、二十四節気・五節句以外の
〝季節の移り変わりの節目となる日〟
のことです。

二百十日(にひゃくとおか)

立春から数えて210日目の日。

台風襲来の時期で稲の開花期にあたり
農家の厄日として恐れられてきました。

稲の開花期にもたらされる大雨や強風は
お米の収穫に影響します。

大雨により田畑が冠水すると
稲穂は水に浸かったままになり
駄目になってしまいます。

強風によって、茎が折れたりしますし
雨を吸った穂がついた稲は
頭が重たくなっているので
なぎ倒されることもあります。

台風によるフェーン現象が発生すると
稲がその高温で乾いた風にさらされて
枯れてしまうこともあるそうです。

祭り

この時期を乗り越える意味もあって
各地ではさまざまなお祭りが開催されます。

1番有名なのが富山県のおわら風の盆。

昨年のものですが
まとめられた動画を見つけたので
リンクを貼っておきます。

毎年9月1日から3日にかけて行われます。

編み笠を目深に被った男女が
哀調ある音色を奏でる胡弓や三味線と
越中おわら節の唄に合わせて町を流します。
江戸時代から300年余りにわたって
踊り継がれているそうです。

格子戸の民家、土蔵など昔の面影を残す町並みに
沢山のぼんぼりが灯り立ち並ぶ風景は
なんとも幻想的です。

おわりに

現在は
稲の品種改良や栽培管理などの工夫をしたり
植える時期をずらすことなどによって
昔ほどは台風の影響が出ることが
少なくなってきました。

とはいえ、先人たちの知恵を学び
現代の文明も活かしつつ
少しでも穏やかに楽しく暮らすことができるよう
心がけたいものです。

美味しい新米が出回るのを
心から楽しみにしています。


最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。


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2022年3月にスタートしたお試しマガジンです。 かろやかに生きるって何だろう…と、きっと思われるでしょう。 かくいう私も試行錯誤しなが…

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