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雑煮より磯部   ~雑文まとめ~

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"その他" のノンフィクション系テキスト(エッセイ等)。  ※ 旅、精神疾患、瞑想、大麻、創作論、フィクション系(小説、実験作文等)は別マガジンにまとめています。
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#散文

幸福

20年という月日は 長くもなく あっという間でもなく ”今” だった * やや太った俺は 容積が2倍位になった彼を見て 「誰だか分からなかった」という ただそれだけの事を 3回も まくし立て… それでもまだ  この喜びが伝わっている自信が無く… 今度は自分の境遇を べらべらと 一方的に話し始めた 言葉はしゃぼん玉となり 雑踏に 弾けて 溶ける 何を話しているのか 自分でも分からなくなるほど 上気して 俺たちは 再会を祝った ”会えて うれしい” 1人 また1人

境界線上より愛をこめて

俺らが語る真実より インフルエンザやら フォロワー万人超えとかが語る フェイク どっかから収集してきた もっともらしい「情報(笑)」の パズルを組み立て ホットに語る ヒトラーもどきのウソ、が、 ホントウになってしまう この世界 アメリカは かぶれる程には好きじゃない けど   中指を立てよう ファック オフ * カウンセラーに力説しちゃったよ。 「俺らは、言われるほどキ○ガイじゃないんですよ!」 …後で思ったわ。 ”それ言ってる事自体が既に…” かもね、と。

くりんくりん クリスマス

「栗はボソボソするからショトーケーキがいいと、  あれほど念を押したろーが!!」 「文句たれる前に、  ショートケーキをショトーケーキと言う癖やめろオラァ!!」 痛々しい罵り合いを続ける親子を、街で見かけた。 クリスマスったらクリスマス。 くりんくりんだ。 世も末… 広末だ。 広末涼子のサインを入手可能と聞いたのは、高校の頃だ。 東京に住む広末の親戚の少年が、 おれの友人の友人… とか何とか。 おれは… 貰わなかったさ。 もう完全に、クリスマスでも、くりんくりんで

アイマ カインドオヴ 感動ポルノ

おれはこれからも、人生にスベり続けるのかも知れない。 それを見る多くの人は笑い、 僅かな人々は、同情や共感や、 やわらかな眼差しを向けてくれるのかも知れない。 今までと、何も変わらないのかも知れない。 それで、いい。 ある人が言った。 あんたは一種の感動ポルノなんだ、と。 心底、ありがたかったよ。その真っ直ぐな指摘が。 リスクを冒して向き合ってくれた、その姿勢が。 おれにはその視点は、無かった。 感動ポルノの一種… それで、いいだろう。 問題は、まだ感動が、

ヒザが壊れた話 (+α)

とんにちわ、ミルカル・ダスタルです。 今日はですねー… 忙しいんです。 と言うか、最近忙しい。 師走とはよく言ったもので、 おいらも師匠じゃないくせに満喫中な訳です、師走。 今、突然思いついた。 膝がぶっ壊れた時の話を書こう。 * もう10年以上前ですが、 金が無かったんですよ。今もまた、無いけども。 当時は「ほとんど千葉県だろ」っていう、東京都の端っこに住んでまして。 職場は新宿だった。 で、その時は、会社に行く交通費が無かった。 厳密に言うと、交通費として

いきなり裏拳の方が、まだマシ。

高1だったと思う。 廊下を歩いていたら、後ろから来たヤツが、 追い抜きざまにいきなり裏拳を繰り出してきた。 裏拳、手の甲で殴る事。 格闘家の須藤元気がよくやってた、あれ。 不意打ちだったから、モロに喰らった。鼻に。 当然鼻血が出たし、滅茶苦茶痛い。 昔、シンナー少年に頭突きを喰らった時よりも痛かったと思う。 そいつは、「あ、ごめ~ん!」と言って去っていった。 要するに、イジメである。 中学の一時期、よく遊んでいたグループのメンバーだ。 だが高校に入り、疎遠になって

OPP人工知能

OPP人工知能 OPP人工知能 朝からOPP人工知能の事が 頭から離れない 赤いパンツを履いているからか? エゴ剥き出しになっているのか…? とにかく寝ても覚めても だ おれの人生はそうだった これは恋と言ってもよい 宗教か 病気かも知れない マサチューセッツ工科大学を首席で卒業したと錯覚している 文系のおれは この人工知能の研究に 一生をかけている 最先端の突起、いや、技術に関する文献、映像の収集の為なら 親父の財布から金を抜く事も辞さなかった 中学の頃