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“おもしれー女"は空気を読んではいけない


昨日、友人たちと「空気を読むこと」について話していたのだが、それがおもしろかったのでシェアしたい。

たぶんわたしは元来、空気を読むことが苦手である。思ったことをそのまま口に出してしまいがち、というのだろうか。

「これから出発するぞ!」とみんなの士気が高まっているときに、感じたとおりに「えーん、眠いよ〜」と口に出してしまったり、「突然思いついたから」といきなり全然関係ない話をぶっ込んでだりしてしまう。

しかも、一対一なら情報量が少ないので、多少は空気を感じ取ることができるだろうが、人数が増えれば増えるほど、そういう嗅覚がにぶってしまって、よく爆弾発言をかましてしまう。

たとえば、「こんなに食べたら太るわー」と何気なく発言したら、側によりふくよかな方がいたとか。なんかそういうやつである。

そういう「空気の読めなさ」を直したいんだよね、と言ったら、

「でも、空気の読める人って無難な相槌しか打たなくない?」
「あんまり喋らない無口な人か、同調している無難な人にしかならなくない?」

「ってか、おもしれー女は空気読んじゃダメじゃない??」


という結論に至って何だか笑ってしまった。

たしかに、「空気の読めない発言」は危うさを孕むけど、爆笑を掻っ攫うのは間違いない。

何気なく発した一言で、「え、そんなに笑うとこ⁉︎」ってぐらいドッカンドッカンすることがある。

そのたびに「なんかやっちまったな」と思うのだけど、自然とおもしれー女になれるのはたしかだ。

「オブラートに包まないのを知ってるから、発言が信じられる」とか、「嘘吐いてないのがわかる」とかも言われるので、それがわたしのダメなところでもあり、いいところでもあり、個性でもあるのだなと感じた。

一方で、お仕事や、「ここぞ!」というところでドッカンドッカンさせてはいけないときもあるので、そこはそれなりの「空気を読んだ発言」が求められることもある。

そこで、役に立つのが「聞く習慣」だ。

適切なタイミングで相槌を打ち、相手を主役に立てて話を引き出していれば、事故を防ぐことができる。

まぁ若干おもしろみは減ってしまうが、そういう場面ではおもしろさは求められないのでええやろ!!

というわけで最終的に導き出された答えは、おもしれー女は空気読まなくてOKではあるが、さらに「聞く習慣」を身につけていて、場に応じて使い分けられたら最強なんじゃね??

ということでした。

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