見出し画像

「透明性」だけじゃダメ。人と深く仲良くなる「秘密」の創出 #ソーシャルアパートメント

ソーシャルアパートメント内でわたしが勝手にやっている「1on1プロジェクト」

ただわたしとサシ飯に行くプロジェクトなのだが、1on1してくれた人が感想をシェアしてくれてるのか、「行きたい!」と言ってくれる人が増えて、まだ月初なのに月末まで予定がうまってしまった。ありがたい話である。

ソーシャルアパートメントは大きな共有ラウンジがひとつあるので、みんなが一堂に集うことができるけど、裏を返せば2人きりになれる場所はあまりない。

入居したばかりのころ、「ここではみんなの背中に目がついてると思ったほうがいいよ!」と言われたとおり、別に意識せずとも誰が誰と仲睦まじく話しているのか、どんなトピックで盛り上がっているのか、何をしているのかが耳と目に入ってくる。

それは、内緒話が一切ない、うんと透明性の高い場として綺麗なものではあるけれど、逆に「あなたにだけ打ち明けたい」話はできなかったりする。

そうするとどうなるか。みんなにシェアできる話しかできないのである。だって全部聞こえちゃうからね。聞こえちゃう前提で話さなきゃいけない。

一見、みんな明け透けに恋バナや過去の話をシェアしてくれているように見えるけど、1on1に行くと全然違う角度の話が出てきたりして、「あぁ、これはラウンジでは絶対に聞けなかった話だな」と思ったりする。

実際に先日、公の場で経歴を端折って説明する友人を見て、「1on1のときと質感だいぶ違うな〜」「もっと熱い想いがあるのにな〜」と思ったりしたので、やっぱり公の場だとどこかテキトーになるし、端折るし、「まぁあんま詳しく話さなくてもいっか」なマインドになるんだと思う。

わたしの友人にすんごい人たらしの人がいるのだが、彼女はコミュニティの集まりや交流会などで仲良くなったあと、絶対に個別でメッセージを送って1on1で会うようにしていると言っていた。クローズドな場だからこそ、できる話があるし、築かれるパートナーシップがあるのだと思う。

わたしも彼女に倣い、交流会で出会って「もっと仲良くなりたい!」と思った人にはメッセージを送って約束を取り付けるようにしている。

先日、ソーシャルアパートメントの住民とも「共有する場」と「秘密の場」の2つがあって初めて関係性が深まっていくのだという話をしていた。

まず、「共有する場」があるからこそ、その人の大枠を掴むことができる。

第三者と接している様子を見て、「この人はすごく優しい人なんだな」とか、「この人とは気が合うかもしれないな」と仮説を立てたり、他愛のない話を重ねて「この人と話していると楽しいな」「もっと話してみたいな」になっていく。

で、そこからググッと仲を深めるために必要なのが「秘密の場」である。この「秘密の場」は、本来は偶発的に起こるものだ。

たとえば、深夜にふらりとラウンジに降りてきて、たまたま住民がいて、2人で話せるタイミングがあったとか。ラウンジで普通に飲んでいたら、一人ひとりと部屋に戻っていき、最終的に2人になったとか。

その偶発性を待たずしてショートカットできるのが、わたしが遂行している「1on1プロジェクト」であり、これをオープンにすることによって、「なんかコソコソ会ってるぜ」「あの2人できてるのかな?」みたいな懐疑心を吹き飛ばすことができる。

効率的で合理的。非常に理にかなった手法。…とか言うと、ソーシャルアパートメントのみんなには「いや、仕事かよ(笑)」と笑われるけど、わたしは仕事並みの熱量で取り組んでいるぞ。

実際に、1on1きっかけにめちゃくちゃLINEをするようになったり、風邪を引いたときに食料を届けてくれたり、仕事用に写真を撮ったりと、クローズドな場が持つ圧倒的なパワーを感じてる。

とはいえ、3ヶ月間で15人達成できそうなので、進捗良い感じです。

ソーシャルアパートメントで所在なさを感じている人、1on1をやってください。そしてわたしと1on1に行きましょう。

サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ