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誰かといるのに寂しいあなたへ

今日、バンド練習が2つあった。どちらも全力で歌って、残り時間はヘラヘラとしていたら1日がおわった。

3時間に及ぶ練習の合間、休憩時間でわたしがやることは、スタジオの隅に座ってスマホをいじることである。

別に何か緊急の用事があるわけじゃない。

ただ、そのぼんやりとした余白に耐えられなくてついいじってしまうのだ。

スタジオに入った人数は5人。別段気を使う必要はない、かといってめちゃくちゃ仲良しともいかない、でもふつうに話して笑いあえる仲の5人だ。

でも。なんとなく雑談をする気にもなれなくて、わたしはスマホを叩いた。

トイレに向かいながら、いつもこうだなぁ、と思って少し泣きそうになった。

どんなコミュニティに所属しても、どんなに大勢でいても、いつもひとりぼっちに感じてしまう。

くだらない話をしてみても、ふっと笑っている自分を俯瞰して、なんだか寂しいなぁと思ってしまう。

でも、その原因も自分でなんとなく気付いている。

たぶん、わたしの感じている寂しさは誰かに埋められるものじゃない。

「寂しさ」ってなんだろうと考えてみると、それは一概に「物理的にひとりだから」というのが原因だからじゃないと思うのだ。

例えば、何か悩みがあってそれを誰にも打ち明けられない自分に対する憤りから来る寂しさだったり、何かやりたいことがあるのにやれない満たされない思いから来る寂しさだったり。

そういう、他人の力で埋められない寂しさがあると思うのだ。

だから、毎日誰かに会っているのに寂しく感じたり、シェアハウスやコミュニティにいるのに孤独に感じたりするのは、きっと他人と関わるだけじゃ解決しないもの。

あなたに足りていないのは、きっと「他人」じゃなくて、自分で自分自身を満たす力、あるいは、「他人」じゃなくて、「特定の誰か」なんだと思う。

だから、寂しくなったらがむしゃらに他人を求めるのではなく、自分のなかに寂しさを解消できるヒントを探してみるのも大事なのかな、と。

あなたとか言ってるけど本当は自分に言いたい、そんなnoteでした。

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