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Profileという名の職務経歴書

松戸生まれのエロゲー育ち、結成32周年を迎えたロックユニットmilktubのボーカルです。アニメやゲームの曲を作ったり歌ったりしてます。

このnoteではmilktubの活動や個人の活動、制作物についてや日常を綴っていきます。どうぞよろしくお願いします。2023年の今年50歳。
江戸時代なら死んでる年齢です。
noteの練習がてら改めて人に説明しづらい己の職業をプロフィール化しましたので、ぜひ読んで頂ければ幸いです。

解説その①milktubってのやってます。

Lantisというレーベルからベストアルバム2枚、フルアルバム5枚出てます。
アニメは「バカとテストと召喚獣!」のEDテーマ「バカ・ゴー・ホーム」
「有頂天家族1〜2」の主題歌など担当。パチンコは平和さんの「戦国乙女」の1〜3までプロデュースを担当したり。

メンバーは2人。ボーカルのbamboo(私)と概念担当の一番星☆光です。
ちなみに小学校時代の先輩後輩です。結成当初はテクノグループだったんですが、2000年頃から当初よりやりたかった今のスタイルに変化しています。

milktub結成多分30周年記念ベスト「M30」

インディーズでもベストアルバムを発売しております。
こちらは2000年代の美少女ゲーム音楽をおっさんがカヴァーしてます。

Youtubeにて試聴できますのでぜひどうぞ!

最近はコロナの影響もあり、XRライブ(3Dと実際の演者を合成させるライブ)の新しい形を追求してます。おそらくインディーズでこの規模でやってる所は他にないと思われます。ぜひ一回見てやってください。

milktub XR-LIVE〜2023年ドキッ!殿始めR&R SHOW!

あとごく稀に抱き枕を振り回すライブを開催します。日本ヲタ業界の奇祭として話題になりました。

2023年7月に開催しますのでよければぜひ。
milktubのライブのお知らせ&チケットはこちらからどうぞ。
https://milktub.com/LIVE&EVENT

解説その②エロゲ屋でした。

元々家庭用のゲームや玩具の企画職をやってましたが、2000年より美少女ゲーム業界(いわゆるエロゲ業界)に売り飛ばされて参画し、GROOVERというブランドで「グリーングリーン」(2001年)というタイトルが初プロデュース作品です。

2006年〜2022年までOVERDRIVEという美少女ゲームブランドをやってました。業界でも珍しくバンドもののゲームを沢山作ってました。現在店仕舞いしてますが、ソフトは現在でもFANZAやDMM等でお買い求め頂けます。

自分で書くのもアレですが弊社は歴史に残るようなヒット作はありませんが、刺さる人には深く刺さる作品をリリースし続けたので、今でもそこそこ食べれてます。ありがとうございます。

OVERDRIVE公式サイト

最終作「MUSICUS!」はPlayStation4とNintendo Switchに移植されて現在好評発売中です。「読むロックンロール」と評される事が多いです。
2019年の「もえゲーアワード」で「脚本賞」「主題歌賞」を受賞しました。

<「MUSICUS!」PS4>

<「MUSICUS!」NS>

<体験版やゲーム内容はこちらで紹介してます>

余談ですが、完全にエロゲ業界から足を洗った訳ではなく、海外にエロゲを広げる商売をやってます。Mangagamerという販売プラットフォームの代表もやってます。現在世界中に80名の翻訳者と20万人の会員がいます。
思えば長くやってたもんだ。

解説その③クラウドファンディングが鬼詳しいです。

10年ぐらい前からクラウドファンディングを個人的に研究してまして、その経験からスカウトされCAMPFIREという会社で顧問を8年やってました。(現在は退職してます)
キュレーターとして個人のプロジェクトで3億5千万円、他所の担当して約4億円の資金調達に関わりました。ゲーム、音楽専門のクラウドファンディングが得意です。2018年の年間最調達のプロジェクトを立ち上げ日本一になった事もありました。

<関連記事>
クラウドファンディングで3億円調達したバンドマン・bamboo氏が明かす「推される技術」(週プレNEWS)

美少女ゲーム業界の敏腕キュレーターが語る--クラウドファンディング国内最高1.3億円超えの舞台裏(CNET NEWS)
https://japan.cnet.com/article/35129283/

過去に「ニューロティカ」「クラムボン」「ギターウルフ」「緒方恵美」「鷲崎健」「ベッド・イン」(敬称略)などのアーティストのアルバムやライブ映像などの制作プロジェクトの設計やキュレーター担当をしとりました。

また集英社から自分のクラウドファンディングの体験記を発売しました。
現在発売中ですので、クラウドファンディングに興味ある方、始めたい方は失敗例も交えて過去のプロジェクトの経験を読みやすく書いてますのでぜひ買って読んでください。かなり損はしない内容になってます。
<推される技術>

現在は知人友人のプロジェクトを手伝うぐらいの関わり方です。

解説その④アパレル作るのチョー好きッス。

STUDIO696というブランドをやってます。
最初は自分のマネージメントオフィスとしてと、コンサートグッズの製作や、レコーディングスタジオとして設立した会社なんですが、現在はスタジオ事業を辞めてマネージメントとアパレルが中心になってます。

バンダイさんでゴジラや仮面ライダー、ウルトラマンなどのシリーズ物を手掛けたり、最近だとアイマスなんかのコラボでお手伝いさせて頂いてます。

元々はエロゲだけだと会社の収入が危なっかしいので、バンドをやってる経験からアパレルを作るようになって、それがやり過ぎ&行き過ぎた感じです。
基本的にコラボ物を作る会社!というより、過去営んでいたOVERDRIVEで年に2回アパレルのコレクションを開催して、都度都度0からとんでもないアパレルやグッズを作り続けてきた結果、周囲にドヤっていた所、なぜか商売になっているという不思議な経緯です。
今までに200種以上製造数は10万点以上作ってきました。

過去、こんなアイテムもリリースしてます。

<ゲーセンバッグ>

<武者パーカー>

などなど。基本的なアパレルの開発スタンスは
・世の中に無けりゃ自分で作る。
・着ると(or持っていくと)飲み会とかで必ず10分は主役になれる。
・俺が着る為に作るから原価無視&少数製造。よって高価(弱点)
・販売商品はお裾分けの気持ちで。
・細かい機能性と怠惰性とデザインを両立させる。

です。

とまぁつらつら書いていきましたが、基本的にはバンドもゲームもアパレルも「無いものは作る」が行動理念でございます。

解説その⑤ガチで武道館を目指してます。

18歳ぐらいでmilktub結成して今年2023年でおそらく32年。
普通のバンドやミュージシャンとして辿るべきルートを辿らず、現在活動してます。そのおかげで自分が普通にバンドをやっていたらとても叶えられない事を叶えてきました。

でも「本当にやりたい事」ってのがあって、それは10代の頃に見たロックスターの武道館のステージ。「あそこにいつか立ってみたいな」とずーっと思ってました。50歳手前になった今でも。

埼玉スーパーアリーナや、幕張メッセなど縁がありフェスなどで歌えましたが、いまだに武道館だけは縁がない(笑)
長年プロとして音楽に携わってきたので、自分が商業的にどこにいるのか?って客観的に見れちゃってたので「武道館か…まぁ無理だろ」ってずーっと考えてました。

そんな折、敬愛するバンド「ニューロティカ」が結成37年でインディーズで武道館ワンマンを開催した際に、すぐ近くでその姿を見てました。なんなら物販とか値札をメンバーと一緒にウチの会社でグッズにつけてた。
後輩連中の心配を他所に大成功した武道館公演を見て、いかに自分が挑戦していないかを恥じました。そしてボーカルのあっちゃんから次の日に電話があり「次の武道館はbambooだよ。よろしくね」と言われた時に心が決まりました。

俺の50代は武道館でワンマンをする為に捧げよう。

って。
無理かもしれないし、できないかもしれない。でも言い続けてたら、諦めないで挑戦し続けたら、絶対できる。だって今までほとんどの事を叶えてきたから。他の連中に無理だなんだを言われても、もう構わない。だって何を言われても、言ってる人達は俺の残りの人生に責任とってくれる訳じゃないじゃん。

俺は俺のやりたいことに対して全部俺がリスクを負うつもりでいる。
まぁまぁ確変入っても残りの人生、十数年だし。
俺にしかできないエンターテイメントってなんだろうか?っての365日中、340日ぐらい考えてる。

究極的な事を言えば、俺は音楽が好きってよりもmilktubが好きなんだよね。
多分世界で一番好き。だから続けてこれたとも思う。

武道館を開催するにあたってぶっちゃけ書くと、「金」と「コネ」はまぁまぁなんとかなる。残りは「武道館で見たいと思ってもらえるような価値を作る事」だ。色々大きな荷物を下ろしたので今後はその部分を大事にロックンロールしてくつもりであります。

長々と中年の駄文を読んで頂き、ありがとうございました。
LINE Blogからnoteに引っ越して練習がてら書いたんですが、なかなかの長文になってしまった。反省。





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