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29歳サラリーマンの読書記録 #237|円卓

おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。

西加奈子さんの小説です。
小学三年生の女の子が主人公です。

どう思うかは、お前らで、決めたらええ。ただ、自分が思って、言うたことに、責任をもたなあかん。

西加奈子.「円卓」(p.119).文春文庫

おじいさんから主人公に向けられた言葉です。

この世界は自由なので何を思うかは自分の勝手です。ただし、それを自分の外側に表現する場合には責任が伴います。

一般にやっていいことと悪いことがあると思いますが、やっていいことは、他人への影響が少ないこと、または、自分が納得できる責任の取り方ができることです。

ここで難しいのは、「自分が納得できる」という部分です。「他人が納得できる」というと自分のコントロール外のことになってしまうので、何も行動できなくなってしまいます。

自分の行動により他人がうける影響、そして、他人からの評価に対して、自分が納得できるかどうかを判断基準にすれば良いと思います。

そのためには、ある程度想像力を磨いておくことが大切で、想像力を磨くためにもより多くの種類の人間とかかわりを持つことが必要かもしれません。

以上です。
今週もありがとうございました!


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