見出し画像

おっさんだけど、仕事辞めてアジアでブラブラするよ\(^o^)/ Vol, 62 鈴木

キルギス 
2023.0913 Wed

CB? いいよね、もちろん。王道にして頂点。そんな感じかな。
TZ? サイコーじゃん! 2stの加速とサウンド、マジでドラッグだよ。
Z?  漢KAWASAKI! やっぱり空冷4発でしょ、バイクは。
GSX? なんて言うか、ほら…。…実はオレ、好きなんだよね、ジスペケ…。

バイクが好きな野郎、なかでもある特定の人だけに響くアルファベットがあります。
GSX。ジーエスエックス。ジスペケ。ガスペケなんて呼ぶ人もいました。
GSX。それは、スズキのバイクイズムを継ぐ車両に与えられる、誇り高き称号。

とにかく格好良いんですよね、ロイヤルエンフィールドって。400ccシングルはアレですけど、750ccツインエンジン搭載版なら日本の路上でもかなりイケるんじゃないでしょうか? 

わたしもかつて、GSXに乗っていました。
GSX400 IMPULSE。シルバーメタリックの憎いヤツです。
なにが良かったって、とにかくカッコ良かった! 力感溢れるデザイン、特にタンク形状が好きでした。後発のクーリーレプリカなんかもカッコ良かったですが、わたしは青みがかった銀色に輝くこのバイクが好きでした。空冷とか水冷とか、2stとか4stとか、ツインとかマルチとか、そんな知識やこだわりも当時はありませんでしたが、インパルスは好きでした。そして、スズキというメーカーが好きでした。
後に、Kawasakiのゼファーに乗りかえたとき、わたしは想いました。
“ああ、インパルスってけっこう速かったんだな…”
※ゼファーはゼファーで大好きなバイクでしたよ。

遅い、重い、かったるい! 三拍子揃ったバイク、ロイヤルエンフィールド・ヒマラヤン。でもインドの路上を走るとアラ不思議、ちょうど良い具合なんですな、これが。“遊び” って大事なんですね、やっぱり。


ウズベキスタンに入国したとき、驚きました。走っている車の8割以上がシボレーだったからです。これは、ウズベキスタンの国策自動車会社とGM傘下の大宇の共同出資でUz-Daewoo-Autoという自動車ブランドを設立したことがきっかけらしいです。言ってみれば、ウズベクシボレーはウズベクの国産なんですね。

タジクに入国したとき、まず目についたのはオペルのクルマでした。単に、日本を撤退してから久しいオペルのクルマが珍しかったから、という理由ももちろん大きいでしょうけど…。
他には、ウズベクから注目していた旧ソ連製のクルマ『LADA』です。このLADA、とにかくカッコ良い! オールドスタンダードともいうべきお手本のような3BOXスタイル。丸目2灯、丸目4灯、そして角目など、ディテールの違いはあれど、基本的には往時のドイツ車を模したであろうそのルックスは、どの角度から眺めても機能美に満ち溢れています。実用車として使い倒されているLADAがほとんどですが、なかにはどう見ても “好きで乗っている” LADAがチラホラ。クルマ好きとしては純粋に嬉しくなってしまいます。

どの角度から眺めても美しい! このクルマを日本に輸入すれば結構な人気が出ると思うのですが…。ボディ剛性を少しだけ上げ、エンジンを12Aに換装したらアナタ、もうサイコーですよ!

そしてキルギスです。どこかで見たような小型の5ドアハッチバック車が、元気よく走り回っています。スクエアボディに切り詰められたオーバーハング。前後左右の窓面積も大きく、いかにも運転しやすそうです。キルギスの路上を走っている乗用車のうち、20台に1台はこのクルマ、そう言ったら言い過ぎでしょうか。エンブレムを確認すると、そこには『Tico』の文字が…。
Ticoは、大宇自動車が2001年まで製造していたクルマです。そして、なにを隠そうそのベースとなったのは、1988年製のスズキ・アルトらしいのです。どうりで見覚えあるはずですね。

日本じゃイマイチ馬鹿にされがちな“軽4”。でも、“MINI”の設計で有名なアレック・イシゴニス氏が初代ワゴンRを見て絶賛したという噂もあるほど、パッケージングを追求したすごいクルマなんですよ、軽自動車って。

バイクに関しては完全に国粋主義、クルマに関しては国産に加え独逸/仏蘭西至上主義のわたしですが、なかでもスズキは好きなメーカーです。
『安っぽいんじゃない、安いんです! スズキのクルマは!』
『ごめんなさい! 燃費の改ざんしてました、燃費が悪いほうに…』
など数々の逸話があるスズキ。はっきり言って地味なメーカーですが、早期からインド市場に乗り出すなど、技術はもちろん世界での販売実績も充分です。

CoooL! 使い倒してこそクルマ! トラック張りに立ち上がるフロントウインドーが渋い!

次にバイクを買うとすれば、ホンダのCRF250L。『予算度外視で欲しいバイクは?』と問われればヤマハのTZR250(1KT)。
欲しいクルマはフィアットの現行パンダ。『予算度外視で欲しいクルマは?』と問われればBMWの135iクーペ。
…あれ、スズキが入っていませんね。

これなんてバリバリ好きで乗ってますからね。しかも道具として使い倒しながら!
LADAの地元での販売価格が気になります。 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?