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バーベキューの打ち合わせ

10月7日(土)
朝、りんごの木を見て少し庭仕事。露草があちこちに咲いている。青い小さな花が可憐だ。

ウーちゃんとルーちゃんのお世話をする。カカオにご飯をあげる。修一郎は寝ているけれど朝食の用意をしておく。

今日は まりこりんが来る。
バーベキューの打ち合わせをするのだ。ふふ。

スライスアーモンドの薄焼きクッキーを焼く。香ばしくて甘い香りが部屋を満たしてゆく。

午後、まりこりんが来た。
まずは、いっしょに りんごの木を見る。ごはんさんもやってきた。3人で りんごの木を見る。そのあと、バーベキューの話をする。

ごはんさんの倉庫に置いてある、バーベキューコンロや炭やトングなどを わが家に運ぶ。まりこりんのお家にあるコンロも当日持ってきてくれるということだ。

ごはんさんも、まりこりんも、きもちいいくらい なんでも食べれる。

なんでも食べれなくなってから、なんでもたくさん食べている人の姿を見るのが、ますます楽しくなった。バーベキューのとき、みんながいろいろなものを食べているのを見れるのが楽しみだ。

ごはんさんが倉庫から折り畳み自転車を出してきた。組み立てて ごはんさんが乗ってみる。ウィリーをしている。すごい。

私も自転車に乗りたくなった。20年くらい乗っていないので乗れるかどうか分からなかったけれど、乗ってみた。

最初、ゆらゆらしてハンドルがガクガクなった。

ごはんさんが「もっとペダルを漕いだらガクガクしないですよ。」と言ってくれたので、ちょっとコワかったけれど、一生懸命ペダルを漕いでみた。すると、ハンドルがガクガクしなくなった。

すいすい進む。家のすぐ近くのゆるい坂道を降りてみた。ちょっとスピードがついてきもちがいい。乗れた。やった!

広い道に出る前に戻ることにした。自転車を降りて戻ろうとすると、ごはんさんが途中まで様子を見にきてくれていた。「乗れたよ〜!」と言って家に戻る。

まりこりんは去年、お母さんとサイクリングをしたそうだ。素敵。

自転車を片付けて、バーベキューのときのテーブルと椅子の話になった。

ごはんさんが、折りたたみ式のテーブルと椅子、パラソルを持ってきてくれた。それから、わが家にある重い木のテーブルと椅子も出してくれた。

まりこりんと座ってみる。なんかオープンカフェかビーチみたいで素敵だ。

そこへOさんがやってきた。

「Oさん!私たち、今度バーベキューするんですよ!Oさんもどうぞ。」と言う。

Oさんはニコニコしている。やっぱりビーバーに似ている。私たちが準備しているのを楽しそうに見ている。

次に灯りの話になった。
ごはんさんが投光器と延長コードを持ってきてくれた。すごく明るい。眩しいくらいだ。昼間でこんなに眩しいから、夜見るともっと眩しいだろうということだ。

みんなで、どこがいいかあれこれ試す。玄関の窓に置いてみたり、軒下に吊るしてみたり、テーブルに置いてみたり…。

軒下に吊るすことで落ち着いた。

そして、すべての道具をわが家の玄関と裏に置いておくことにした。
こうやって並べてみると、ぜんぶ ごはんさんが用意してくれたものだ。いつも本当にありがたいなぁ。

一通り確認し終えたので、まりこりんと私は家に入ることにした。ごはんさんは車にバックモニターをつけると言って家に戻った。

修一郎が起きていたので、いっしょにお茶を飲んでクッキーを食べる。カカオも椅子の上で すやすや眠っている。

まりこりんがお家の庭で採れた柿とナスとカボスを持ってきてくれていた。カボスは、青いレモンが好きなチャイさんに、ということだった。

そこへ電話が鳴った。ぷりんさんからだった。すごいタイミング。

「今から遊びに行っていい?」と言っている。いきなりじゃないのは珍しい。

「いいよ。今度いっしょにバーベキューする友だちが来てるから紹介するよ。」と言った。

しばらくして チャイさんと ぷりんさんが来た。

まりこりんがイスラム教徒のあいさつをした。おぉ、すごい。

チャイさんと ぷりんさんはびっくりしていた。私も教えてもらったけれど、もう忘れた。
まりこりんは、世界のいろいろなことを知っている。

仕事部屋で、みんなでお茶を飲んだりお菓子を食べておしゃべり。

バーベキューの話や、バングラディッシュの話、お祈りの話や、いろいろな話をした。バングラディッシュの川はすごく大きくて水が甘いそうだ。

そんな中、カカオが動いた。チャイさんの方へ歩いて行って、近くで ぴたりと止まった。

チャイさんは真顔で ぴょんっと飛びのいて後ずさりした。離れた椅子に大きな体を小さくして ちょこんと座った。固まっている。

子供の頃、犬に噛まれたことがって、それ以来、犬と猫が怖いのだそうだ。こんなに大きな体で小さな猫を怖がっている姿にみんな微笑んだ。

夕方になったので、みんな家に帰ることになった。外まで見送る。
ごはんさんが車の作業をしていた。

まりこりんが「じゃ、バーベキューで。」と言って車を出した。

夕方のお祈りの時間になったようで、ごはんさんと話していたチャイさんと、ぷりんさんは慌てて帰った。

ごはんさんと、「もう暗くなったから、投光器を点けてどれくらい明るいか見てみよう。」ということになった。

点灯!

おぉ、明るい!じゅうぶん明るい!

「明るいですね〜。」と、ごはんさん。

「明る〜い!わあ〜い!」と、私。

そこへ、にりんさんがやってきた。暗い中おしゃべり。

夕食のあと、注文分の絵本の梱包をする。

夜、庭に出る。カカオはまだ椅子で寝ている。今日も空一面、薄墨色。絵の具を溶いたときのよう。

明日来る予定だったお客さんが、またの機会になった。しっかり仕事に励もう。

今日もいい一日だった。

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