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信頼しあえること

4月7日(日)
朝、目が覚める。小鳥の声が聞こえてくる。すずめかな。可愛いなぁ。朝から幸せだ。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。

今日は こもれびの森 に行く日。
修一郎の食事をお弁当仕立てにしておく。

注文分の絵本を梱包する。
出かける支度をする。

今日は事情があって、私の車で行く。ごはんさんが取り付けてくれたカーナビも試してみる。まずは私の運転で しゅっぱーつ!

カーナビ、完璧だった。途中で黙り込まない。親切に丁寧に細かいことも教えてくれる。ありがたいなぁ。

バナナスムージーと米粉のシフォンケーキ、小さくカットされたシフォンと生クリームと、イチゴが少し入っているカップを買ってもらう。
食べながら運転できないので、ここで ごはんさんに運転を交代してもらう。

ものすごくおいしかった。生クリーム…。白くて ふわふわしている。知らず知らずのうちに何度も「おいしい。」と言っていたようで、ごはんさんが

「30回くらい言いましたね。」と、言った。

こもれびの森に到着。
今日はすることが山のようにある。せっせと励む。

今年に入ってから、ごはんさんに信頼されている。と、強く感じることが度々あった。今日またそう感じることがあった。信頼しあえる人が近くにいるというのは本当に恵まれているなぁと思う。とても心強い。

ときどきみえる Yさんがやってきた。掘って下茹でしたばかりの筍をくれた。まだほのかに温かい。前回会ったときは つくしをくれた。Yさんはいつも季節を楽しんでいるように見える。

用事を完了させ、ごはんさんの運転で別の町へ しゅっぱーつ!

到着。
ある人の作品と義理父の小さな彫刻と私の小さな絵を運ぶ。

展示が終わるともう暗くなっていた。

夕食を食べることにする。そして今度は私の運転で帰路に着く。
暗い中走っていると、何かが カサカサカサっと道路に走り出てきた。びっくりした。速度を落として止まる。

「伊勢海老が走ってきた!」と、私。

「木の枝ですよ。」と、ごはんさん。

よく見たら木の枝だった。あぁよかった。こんな山の中を伊勢海老が走っていたら、海まで連れて行かなくてはいけない。ほっとして車を発進させる。

無事到着。
墨色の空。星も月も見えなかった。

投函するのを忘れていた絵本を持って、暗い中てくてく歩いてポストに持って行く。きもちがいいのでそのままお散歩する。真っ暗な中、道の真ん中を歩く。お散歩はいつでもどこでも楽しい。

家に入り、まず筍を煮ることにする。土鍋でコトコト。味見ができないけれど、なんとかなるだろう。

カカオが帰ってきて、にゃーにゃー甘えた声を出している。抱っこして夕ご飯をあげる。

短編集「湖畔の村のメチャくん」の注文が来ていたので梱包する。

メッセージやLINEが来ていたのでやりとりをする。

筍がいい色になってきた。火を止める。

夜、庭に出る。
帰ってきたときより濃い墨色の空。クローバーは雨に濡れ玄関灯に照らされて つやつや光っている。きれい。うっとりする。濃い夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオは遊びに出かけている。

今日もいい一日だった。

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