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お散歩2回

4月14日(日)
アラーム3回目で目が覚める。小鳥の声にうっとり。むくりと起きあがる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
ぽかぽかしている。風が心地いい。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。

今日も ごはんさんと こもれびの森へ行く。
修一郎の食事を用意しておく。

支度をして朝のうちに しゅっぱーつ!

道中、レンゲ畑がすごくきれいだった。緑色の中にマゼンダ色の絨毯。きれいできれいで胸が躍る。妖精がいそうな気がする。

こもれびの森に到着。

今日はOさんとMさんとRくんが来る。

ごはんさんとOさんはそれぞれ外仕事。
私は中で用事をする。火曜日に遠方から来客がある。その準備もする。ふと気がつくたびに、Mさんと Rくんがそばにいて一生懸命話しかけてきている。話を聞く。

みんなでお昼ご飯を食べに行く。
レンゲ畑がきれい。うっとり。

みんなの食べっぷりに ほれぼれする。アレルギーで、食べるものがかなり制限されるようになってから、なんでもおいしそうに食べる姿を見るのが本当に楽しい。

小麦粉を使っていない人気のパン屋さんに寄る。グルテンフリーのスコーンがあった。ただ、豆乳を使っていた。惜しい。グルテンも豆乳も使っていない米粉の冷凍パンがあった。やった。

こもれびの森に戻り、それぞれ用事の続き。

夕方になった。「散歩しよう。」と、ごはんさんが言った。みんなで ぐるりとお散歩する。シダと苔の道が美しい。いつもしっとりとした輝きに満ちている。まっすぐな木々が連なる。小さな川。トトロが出てきそう。

Rくんが背の高い草をジャンプするように踏んで進んでゆく。

「ねぇ、やってみて。」と言うので真似してみる。ケラケラ笑っている。おかしくて私も笑った。

ごはんさんが倒れている竹をノコギリで切って道を作ってゆく。ジャングルみたいだ。
何十年も前に積まれた石垣にも苔。きれい。

用事もお散歩も終わり、それぞれ家に帰る。

車を運転しながら、

「みるさん、あのレンゲ畑見て。」と、ごはんさんが言った。

びっくりするほど鮮やかで広いレンゲ畑が広がっていた。胸が高鳴る。

いつものお店に寄る。
「バーベキューしよう。」ということになる。わくわく。

お買い物を済ませて店を出ると、圧倒されるような美しい夕焼け空に目が釘付けになった。とにかく色がすごかった。美しすぎてコワイくらいだった。

写真を撮った。でも、写真ではこの圧倒的な色が出ていなかった。オレンジ色と濃いピンク色と紫色がギュッと凝縮されて円を描き、宵闇にくるまれているような美しさだった。

夕焼け空を胸に抱いて家路につく。

いつものように、ごはんさんが炭をおこして椅子や台を設置する。私は家に帰り食材を用意する。

修一郎が起きていたので「バーベキュ…」と言いかけると、「もちろん私はしないよ〜。」と言った。

炭が白くなって表面が ほろほろしてきた。きれいだな。
スキレットにオリーブオイルをたっぷり入れて椎茸を並べる。ミルで岩塩をゴリゴリ挽いてかける。ごはんさんはまずアヒージョ。

おいしい。炭火で焼くと本当においしい。いつもよりたくさん食べれる。ご飯も食べた。卵を2個も食べた。カマンベールチーズも食べた。
おなかいっぱいだ。

残った炭の まろやかなぬくもりを楽しみながら、ゆったりお水を飲む。ごはんさんはお酒を飲んでいる。おぼろ月夜。

バーベキュー恒例の、お散歩に行くことにする。
てくてく歩く。涼しい空気が心地いい。近所をぐるっと歩く。お散歩は何度でも楽しい。

こもれびの森ですることが まだまだ たくさんあるけれど、こつこつ助けあってがんばろう。と思う。1年後にどうなっているのか、10年後にどうなっているのか、全く分からないけれど、いま出来ることを ひとつずつしてゆくことが道をつくってゆくのだろう。

夜の空は おぼろ月ひとつ。空一面ベールに包まれているよう。どんな夜空もそれぞれきれい。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオはおやつを食べてまた遊びに出かけた。

今日もいい一日だった。

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