わからない、とは面白いのだ。
キムテヒョン、誕生日おめでとうございます。
あなたにはとてもとても、深い思い入れがあるのでこうして文章にまとめてお祝いしたいと思います。
いつかどこかのドキュメントで書いたように防弾少年団、もといKPOPにハマったきっかけは紛れもなくあなたでした。
思い返せば、今この年末年始を地元のショッピングモールでだらだらと過ごしているだけの趣味のないOLになっていた可能性も珍しくありません。
ジャニーズに傾倒し、Hey!Say!JUMPとSexyZoneで日常を一色に染めていたかつての私が韓国アイドルにハマるなど予想もしていませんでした。
初めてあなたの姿が私の視界に映った日、ただそのビジュアルに惹かれてPinterestで画像を何枚も保存して、紹介してくれたarmyの友人に色んなことを聞いて、『あぁ、今とても楽しい』とシンプルに生き生きしていたことを今でも覚えています。
今ではホソクさんを推していますが、あなたがいなければ絶対にmilmilというアイデンティティは存在しなかったでしょう。
これは本当に計り知れないくらい尊いことで、実際に今、東京に限らず日本中のあらゆるところにいるarmyと友達になって、本来出会うはずのない人と7人の誕生日を祝ったり、語り合ったり、時には防弾少年団など1ミリも関係のない仕事の話やプライベートの悩み相談をしたりしているのです。
性別も年齢も出自も関係のない、ただ同じように7人が好きだという共通点だけでこんなにも人間関係が豊かになるとは想像もしていませんでした。
そんなあなたという人、キムテヒョンが、今日一つ大人になりました。
25歳の一年はどんな年でしたか。
大賞を逃したり、足を痛めたり、ようやっと大好きなarmyを目の前にして歌えたり、色んなことがありましたね。
あなたの魅力は至るところに散りばめられていますが、私のような現代の合理主義に最適化されてしまったお誂え向きな人間からすると、変数の塊だと思うのです。
何を考えているのかわからない。
思考のロジックがわからない。
でも、だからこそ、
あなたは、ステージに立つために生まれてきた人だとつくづく思います。
だって、芸能という世界において振る舞いのその先が見えてしまったら面白くないでしょう。
非連続性の元で、突拍子をない稀有な言動をするから、人はあなたをもっと知りたいと思うし、惹かれてしまう。
最初からキムテヒョンはこういう人間だと、こういう人間だからこう振る舞うはずだ、こう思っているはずだ、なんてことがわかっていては芸の趣は無いのです。
そんなあなたが今日、26年目の一年を迎えました。
相も変わらず、何を考えているのかわからない、
ただひたすらに整った顔で、
瞳を据えて真っ直ぐに虚空を見つめている君へ。
お誕生日おめでとう。
今年もあなたがあなたらしく幸せでありますように。
2021.12.30
あなたに出会えたありったけの感謝を込めて。
みるみる
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