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「うつ」と「自死」について

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「うつ」と「自死」について①

「うつ」と「自死」について①

生まれいずる者が、

ぬくもりを知り、求める。

早産である人間は、未熟なまま、育てられ、愛を知る。

長く時間をかけて、人間として成長する。

幼き人間は、小さな喜びをみつけ、心躍らせる。

だが、人間は成長し、環境に包まれ、感情を養い、
自己を保持する中で、

小さな不安を見つけてしまう。

それを追求する人間がいる。

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幾多の複雑な感情は、呪縛となることがある。

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「うつ」と「自死」について②

「うつ」と「自死」について②

自ら命を絶つということ。

私の心の中では、肯定はできません。

でも、

否定もできません。

否めることができません。

だから、あえて、

私は、自ら命を絶つことを「自殺」とは言わず、

「自死」と表現しています。

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私は、

人一倍、「死」に対しての恐怖があります。

「死」を見つめること、

それ自体、避けて通ってきました。

「タナトフォビアという現実」という日

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「うつ」と「自死」について③

「うつ」と「自死」について③

人間は、

幾多の複雑な感情を持ち合わせた生き物だ。

故に、人間の精神は個性を持ち、
それが人格を形成する一つ要因となる。

精神は、

脆く崩れやすい。

一旦崩れると底に達するまでが容易だ。
上を見ながら光を探すのが、非常に難しくなる。

人は誰でも気分が落ち込むと、寂しい、辛い等の感情を持つ。
恐怖や不安の要素を抱えてしまう。

だが、それが継続すると、
興味あることや喜びの対し、

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